インディ500月間に予定される周辺イベントのすべて
Honda Racing to TOP

< INDEX12

 インディ500決勝までの1ヶ月間、インディアナポリスは街全体が一大パーティ会場と化し、それはまるで自動車のカーニバルのようである。そのイベントのいくつかは、「インディアナポリス500フェスティバル」という名のもとに行なわれる公式行事であり、それらは1957年以来地元のボランティアたちによって支えられてきた。フェスティバルに何らかの形で参加する人の数は毎年40万人程度と推定され、アメリカ最大級のイベントに数えられている。
 公式行事以外にも、インディアナポリスに全国からやってくるファンが純粋に楽しめるよう、数々のプログラムが用意されている。

 インディアナポリス500月間は、実際には毎年4月、世界一大きいこども博物館として有名な「インディアナポリス・チルドレン・ミュージアム」で行なわれる「アート・エキシビジョン」で幕を開ける。
 そして5月の第1週には「インディ500 ミニマラソン」が開催される。このマラソンは、中心街にあるインディアナポリス市の象徴、メモリアル・サークルをスタートしたあと西に向かって走り、インディアナポリス・モーター・スピードウェイに着くと、実際にインディ500が行なわれるサーキット上を自分たちの足で1周したあと、メモリアル・サークルに戻るというコースだ。

 しかし、イベントの大半は、当然ながら全世界からインディ500観戦のために数十万人のファンが街に集まり始めるレース1週間前に集中している。

 その中のひとつに、レース4日前の水曜日に行なわれる「コミュニティ・デイ」がある。この日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイは一般に開放され、コース1周ツアーが誰でも5ドルで楽しめる。自分のクルマをゆっくり走らせながら、インディ500が行なわれるサーキットでの走行を体験できるのだ。また、この日に限ってピットやガレージなどサーキットの全ての施設が一般に開放され自由に見学できるので、遊びに行くにはうってつけの日となる。さらに嬉しいことに、インディ500に出場するレーサーたちもサーキット上にいて、ファンと歓談したり、気軽にサインに応じてくれたりする。

 翌日の木曜日は「キャブレーション・デイ」で、決勝に出場する全車の最後のプラクティスが行なわれる。しかし、何と言ってもこの日のハイライトは、練習走行終了後の午後1時半から始まるピットストップ・コンペティションで、各チームのピットクルーがタイヤ交換タイムを競うもの。観客は拍手喝采!理屈ぬきに楽しいアトラクションである。

 レース前々日の金曜日には、戦争で犠牲になった兵士のための礼拝が行なわれる。むろん、これはこの週末が戦争の犠牲となった兵士たちを偲ぶメモリアル・ウィークエンドに当るからだ。

 レース前日の土曜日には、「インディアナポリス500 フェスティバルパレード」(2003年は5/24)が行なわれ、気分は最高潮に盛り上がる。パレードは非常に人気の高いアトラクションで、ESPNの重要なプレ・レースショーとして位置づけられ、全国に放映される。パレードのスタートは正午。厳しい予選を通過した33名のドライバーを乗せたオープンカーやブラスバンドなど、総勢90組におよぶ巨大な風船で飾られたパレード隊が、熱狂的なファンで溢れかえるインディアナポリスのダウンタウンを2マイルにわたって行進する。
 文化的な催しをお探しの方には、レース前夜に開かれるインディアナポリス交響楽団によるファミリースタイルコンサートがお薦めだ。

 インディアナポリスに来た最大の目的はインディ500観戦なのだから、ぜひ時間をとって、サーキット内にあるインディの殿堂「ホール・オブ・フェイム」を訪ねて欲しい。歴代のインディ500優勝マシンを有するこの素晴らしい博物館には、展示されているマシン以外にも地下のガレージに多くのレースカーが保管されており、「夜な夜な幽霊がレースをしている」と信じているスタッフがいると聞いたことがある。

 
< INDEXNEXT >
フッタ
ホームへ 検索へ お客様窓口へ ご意見・ご感想へ マップへ ホットニュースへ ホームへ HONDA IndyCar Series Motor Sports