2011年10月2日(日)
決勝
会場:ツインリンクもてぎ
天候:曇り
気温:19℃
コースコンディション:ドライ
観客:3万3096人(3日間:5万3212人)
FP1 | FP2 | FP3 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 4th | 1st | 3rd | 4th | 1st | 4th |
アンドレア・ドヴィツィオーゾ | 2nd | 3rd | 2nd | 3rd | 5th | 3rd |
ケーシー・ストーナー | 1st | 2nd | 1st | 1st | 3rd | 1st |
第15戦日本GPは、2列目4番グリッドから好スタートを切り、オープニングラップ2番手、2周目に3番手にポジションを落とすも、6周目でトップに浮上したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、24周のレースで真っ先にチェッカーフラッグを受けました。ペドロサは、ツインリンクもてぎで、2002年の125cc、04年の250ccクラスに次いで3クラス制覇を成し遂げました。Hondaとしても、04年の玉田誠以来の優勝を達成し、シーズン11勝目を挙げました。
2位にはホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)。今季10回目のPPから4周目までトップを快走しながらも、ブレーキングミスでコースアウトを喫し7番手までポジションを落としたケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)は、すばらしい追い上げを見せ3位でフィニッシュしました。
大きく順位を落としたストーナーは、ジャンプスタートでピットスルーのペナルティを科されたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)らをかわし3番手に浮上、前を走るロレンソを追撃しましたが、届きませんでした。しかし、残り3戦を残し、総合首位のストーナーと今大会2位で総合2位のロレンソとの差は40点。次戦オーストラリアGPから、チャンピオン決定の可能性が生まれました。
好スタートから序盤トップグループを快走したドヴィツィオーゾは、マルコ・シモンチェリ(Honda)とし烈な4位争いを繰り広げましたが、ラスト2周でシモンチェリにかわされて5位でチェッカーを受けました。ドヴィツィオーゾはオープニングラップ3番手から2周目に2位に浮上、5周目にはトップを走りますが、ジャンプスタートのペナルティで10番手に後退、そこから驚異的な追い上げを見せました。
この日は、18台が出場、5台が転倒リタイア、完走13台という厳しいレースとなりました。
ダニ・ペドロサ(MotoGP 優勝)
「優勝できて、とてもうれしいです。チームは一生懸命がんばってくれましたし、レース中のペースも悪くなかったと思います。Repsol Honda Teamにとって今回は、ツインリンクもてぎでの初優勝となりました。これまでもてぎでは、125ccと250ccで優勝したことはありますが、MotoGPではなかなか勝てませんでした。それだけに、とてもうれしいです。最初の数周、ケーシーとアンドレアがとても速くてついていけず、序盤は思うようにペースを上げられませんでした。しかし、ケーシーは問題が生じてコースアウト、アンドレアもジャンプスタートでライドスルーになりました。その結果、私は首位に立つことができました。すぐ後ろにロレンソがいましたが、少しづつ引き離すことができました。もてぎではこれまで、いい結果も悪い結果もあったので、本当にうれしいです。昨年、ケガをした大会でしたし、こうして1年後のレースで優勝できて最高の気分です。Hondaとサポートしてくれたすべての人たちに感謝したいです」
ケーシー・ストーナー(MotoGP 3位)
「今大会は、スタートも決まりましたし、最初の数周はすべてがいい感触でした。そして少しアドバンテージも築くことができました。アンドレアはソフトタイヤでとてもうまく走っていましたが、レースの終盤は私のタイヤがいい働きをするのが分かっていました。ですから、焦りはありませんでしたし、とても快適に走れました。しかし、バックストレートに来た時、マシンが少しぐらつきました。そして大きいバンプに当たってしまい、ブレーキに問題が出てしまいました。それにより止まりきれずコースアウトしましたが、グラベルの先の壁には当たらずに済みました。その時は、これでレースは終わってしまったと思いました。今日は勝てると感じていましたし、とても残念です。ですが、他のみんなも運が悪かったりミスをしたりして、最後には表彰台に立つことができました。今はフィリップアイランドがどんなレースになるのかを楽しみにしています。このアドバンテージをしっかり守らなければいけません。そして、できることなら、次戦は優勝したいです」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 5位)
「信じられないミスでした。自分のキャリアの中でジャンプスタートは初めてです。今日は優勝できると思っていました。それだけに残念です。信号が青になる前になぜバイクが動いたのかわかりません。ですが、すぐにライドスルーになると思いました。最初の数周は、いい感触があり、ソフトタイヤをはいてるのは私だけでしたし、リードを築こうと一生懸命プッシュしました。この選択は正しかったと思います。ケーシーに追いつきそうになり、ケーシーがはらんだので私がレースをリードしました。ですが、残念ながら長くは続きませんでした。ライドスルーを終え、レースに戻り、一生懸命プッシュしたのですが、優勝に向けて戦っている時とは違いました。最後の5周はリアタイヤが消耗し始めてペースが上がらなくなりました。その間にシモンチェリが追い上げてきて、最後は抜かれてしまいました。チームには申し訳ないと思っています。チャンピオンシップでも残念です。ただ、今大会では速さを示すことができたので、よかったと思います。次のフィリップアイランドはしっかりと結果につなげたいです」
2010.10.02
Pedrosa takes maiden victory at Motegi for the Repsol Honda Team with Stoner third and Dovizioso fifth
ani Pedrosa took his third victory of the season in a dramatic Grand Prix of Japan with Casey Stoner alongside him on the podium in third position and with Andrea Dovizioso finishing fifth.