HONDA The Power of Dreams

ペドロサ　子ども向けの本を発売

ダニ・ペドロサはバルセロナで『Two mechanical elves for Dani Pedrosa』という彼がレースの世界に入ったきっかけをつづった子ども向けの本をリリースした。

「The Value Of Sport」というシリーズの一冊として出版されたこの本は、スペイン語とカタルニア語で発行されている。ペドロサの希望により売り上げのうちの6%がNGO団体SOS ALDEAS Infantilesに寄付される。

この本は、ペドロサが5歳の時にクリスマスプレゼントをもらい喜んだ話をもとに書かれている。サンタクロースが彼にモトクロスバイクとTimとTomという、とっても信頼できる2匹の妖精をツリーの下に置いていった。2匹の妖精の役割はペドロサをモーターサイクルの世界へ引き入れ、本当の世界チャンピオンにすることだった。

Pau Joan Hernandesによって書かれ、Jordi Vila Delclosによるイラストが添えられたこの本は6〜12歳の子ども向けの本となっている。スペイン語版で3000部、カタルニア語版で3000部を発売する。

ダニ・ペドロサ
「読者のために捧げる本を書いてと言われた時、このことこそが夢が叶う物語だと思った。テレビで自分が小さい時にレースを見たときから、自分の夢はライダーになることだった。そしてゲームとして始まったものが今自分の人生そのものとなった。すべての子どもには夢がある、そして一番大切なことはその夢を追い続けることだ、それがいかに難しくみえても。そして努力することもとっても大切だ。なぜなら才能だけでは夢を叶えるのには十分ではないから。夢を追い続けること、努力をすることは子どもの時に学ぶ大切な価値のあるものだ。子どもたちと一緒に居るといつも気持ちがよい。なぜなら彼らは世界で一番夢を追い続けること、努力をすることに対してすばらしいものを持っているから。どのNGO団体もそれぞれのフィールドでは信じられないくらいすばらしい仕事をしている。しかし私は問題を抱えている子どもたちを助けるために『子どもたち向けの物語を書くこと以上にいいことがあるか？』と考えAldeas infantilesを選んだ。数年前、私はSant Feliu De Codinesにある彼らの家を訪ねた。そしてそこで私が見たものは彼らができるだけ家族に近づけるための環境作りをしていたことだった。私は小さなことしかできないけれど、彼らのプロジェクトが継続できるよう願っている」