2014 Line-up | Official communication | 03/04/2014 |
2013FIMクロスカントリーラリー世界選手権チャンピオン
パウロ・ゴンサルヴェス インタビュー
2013FIMクロスカントリーラリー世界選手権チャンピオンのパウロ・ゴンサルヴェス選手は、第1戦の「アブダビ・デザート・チャレンジ」より、ゼッケンナンバー「1」を使います。
昨年10月のモロッコラリーでタイトルを獲得したゴンサルヴェス選手は、休む間もなくプレスインタビューを終えた直後、チームメンバーとともに、そのままダカールラリー2014に向けたトレーニングへと入りました。ダカールラリー2014は、残念ながら第5ステージでリタイアでレースを終了しました。
<パウロ・ゴンサルヴェス選手 インタビュー>
―昨年10月、世界チャンピオンとなりましたが、今年のクロスカントリーラリーの第1戦に向けた6カ月の準備期間はいかがでしたか?
「この6カ月間は、休まずに昨シーズンからの流れを維持してきました。10月にタイトルを獲得してすぐにダカールの準備に入りました。残念ながら短いレースとなってしまいましたが……。南米から戻り2週間ほど休みましたが、チャンピオンとしての責任を感じていますし、そこからはもう間もなく始まるクロスカントリー選手権の準備にかかりました。ゼッケンナンバー『1』を守り抜くために最善の努力を果たします」
―ゴンサルヴェス選手のCRF450 RALLYにはゼッケンナンバー「1」が装着されますが、プレッシャーを感じていますか?
「最もプレッシャーがかかる時期は、タイトル獲得まであと一歩の段階だと思います。小さな判断ミスが重なると、途端にチャンピオンの座が遠のいていきます。でも、昨年のタイトルを獲得できたわけですので、ここからはとにかく集中してもう一度チャンピオンを目指すだけです。大切なことは、1週間単位の勝負ではなく、6カ月と長いチャンピオンシップなので、安定した競争力を発揮することです。勝つためにはミスやトラブルなく、早く走ることです」
―どのような戦略を考えていますか?
「第1戦はライバルの状態を知るいいチャンスだと思います。無論、できるだけ上位で完走して、全体の状況を把握し、さらなる改善策を練っていくことです」
―第1戦アブダビ、そしてすぐに第2戦カタールと続きますが、この2つのレースはそれぞれどういう特徴がありますか?
「アブダビは他のレースとはかなり異なります。レースの9割が砂漠を横切り、巨大な砂丘があります。ひたすら砂丘が続き、数km走っても砂丘の上だったと気がつかないほどです。一方、カタールの海岸線は、アブダビと他のクロスカントリーラリーを混ぜたような印象です」
―ホアン・バレダ選手、エルダー・ロドリゲス選手と、すばらしいチームメンバーですね。
「そうです。CRF450 RALLYで戦うTeam HRCは、十分に優勝を狙えるチームで、ライダー全員トップを目指しています。わたしも、とにかくいい結果を残し、ナンバー『1』を狙っていきます」
―ダカールラリー2014で昨シーズンを終えましたが、今シーズンはダカールでのリタイアを忘れて気分一新して挑むことが重要ですね。
「その通りです。常に前向きでなければなりません。ダカールはもう終わりましたし、不可解なこともまれに起こりますから、とにかく常に前に進むことが重要です。悪い結果は忘れ、ひたすら努力して進歩することが大切です」
―昨年12月に、モンテカルロで行われたFIM(国際モーターサイクリズム連盟)の年間授賞式に各カテゴリーの二輪レースの世界チャンピオンとともに参加した訳ですが、いかがでしたか?
「わたしにとってのヒーローでもあるシリル・ヌヴー選手(Hondaの選手として1982年、1986年と1987年にダカール優勝)と、マルク・マルケス選手(MotoGP世界チャンピオン)に会うことができました。非常にいい経験となりました」
・クロスカントリーラリー世界選手権 チャンピオン
・ラリー・インターナショナル・ドス・セルトエス 優勝
・モロッコラリー 優勝
スーパープロダクションアマチュアクラス優勝)
・ポルトガルスーパークロス選手権 チャンピオン
・ポルトガルスーパークロス選手権 チャンピオン
・ポルトガルモトクロス選手権 チャンピオン
・I.S.D.E. (インターナショナル6デイズエンデューロ) 金メダル
・ポルトガルスーパークロス選手権 チャンピオン
・ポルトガルエンデューロ選手権 チャンピオン
・エンデューロ 世界ジュニア選手権 2位
・ヨーロッパモトクロス選手権 2位
・ポルトガルスーパークロス選手権 チャンピオン
・ポルトガルモトクロス選手権 125ccクラス チャンピオン
・ポルトガルスーパークロス選手権 チャンピオン