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GP2 & GP3 Series @HFDP

Regulations & Machine Specs

GP2 Series of Regulations

POINT

1. 2レース制
1ラウンドで2レースが開催され土曜日にレース1、日曜日にレース2が行われる


2. リバースグリッド方式
日曜日のレース2は、レース1の上位8位が順位と逆のグリッドに!


3. ワンメイクタイヤによるレース戦略
1大会で使用できるタイヤは2種類!
さらにレース1では異なるコンパウンドのタイヤへの交換が義務付け

1. 2レース制
GP2レースには、特有のレギュレーションが決められています。各大会ではフリー走行(45分間)、予選(30分間)、レース1(170km以上/1時間以内)、レース2(120km以上/45分間以内)の各セッションを設定。ただし例外として、レース1ではモナコとハンガリーが160km以内、レース2ではモナコが100km以内となっています。

2. リバースグリッド方式
レース1は、予選順位通りのグリッドからスタートし、異なったスペックへのタイヤ交換が義務付けられています。レース2では、レース1の順位が1位から8位のドライバーをリバースグリッドとし、スタートが切られます。つまりレース1で8位となったドライバーがポールポジション、1位のドライバーは8番手からスタートとなるわけです。9位以下のドライバーはレース1の順位通りのグリッドとなります。このようなリバースグリッドのため、順位に応じて与えられるシリーズポイントにも差がつけられています。レース1では優勝者に25点が与えられ10位までポイントが配分されますが、レース2では優勝者は15点で8位までにしかポイントは与えられません。

また、予選でポールポジションを獲得した選手には4点、レース1、レース2でファステストラップを記録した選手にはそれぞれ2点が加算されます。

3. ワンメイクタイヤによるレース戦略
タイヤはピレリ製のワンメイクで、4種類のスペック(スーパーソフト・ソフト・ミディアム・ハード)からピレリがコースに応じて2種類を用意します。硬めのコンパウンドをプライム、柔らかめのコンパウンドをオプションと呼び、各大会ともにプライムが3セット、オプションが2セット使用できることになっています。レース1では、このプライムとオプションを両方使うことが義務付けられており、その使用する順番がレース戦略と展開を大きく左右する要素となっています。レース2ではタイヤ交換は義務付けられていないので、大概プライムだけで走り切ることになります。5セットで全セクションを賄わなければならないことから、フリー走行、予選も含めタイヤの使い方が戦略の要と言えるわけです。

GP2 Series of Machine Specs

Tire
タイヤ
・ピレリ製 スリックタイヤ
Chassis
シャシー
・ダラーラ製 2016年型「GP2/11」
 (カーボンとアルミのサンドイッチ構造)
・カーボンウイング(フロント・リア)
・カーボンブレーキディスク
Engine
エンジン
・メカクローム製 V型8気筒(N/A)
・排気量: 4.0L
・最高出力: 612HP@10,000rpm
・スロットル: フライ・バイ・ワイヤ方式
Gearbox
ギアボックス
・ヒューランド製
・6速シーケンシャルギアボックス
・F1 同様のパドルシフト

GP2ではシャシー、エンジンともにワンメイクで、全車同じスペックでレースが展開されます。

シャシーはダラーラ製で、モノコックはカーボンとアルミのサンドイッチ構造、ボディワークはカーボンとケブラーのハニカム構造となっています。ウイングはフロント、リヤともにカーボン製です。

ステアリングシステムにパワーステアリングは装備されず、ステアリングにクラッチとギアシフトを装備したパドルシステムとなっています。

ギアはヒューランド製6速トランスミッションです。ブレーキはディスク、パッドともにカーボン製を装備しています。

エンジンは、ルノーが設計したV型8気筒4.0Lをフランスのメカクローム社が製造したものを使用し、最高出力は612馬力というスペックです。

これらのシャシー、エンジンによって、0−100km/hが2.9秒、0-200km/hが6.6秒、最高時速は330km/hというパフォーマンスを発揮します。

GP3 Series of Regulations

POINT

1. 2レース制
1ラウンドで2レースが開催され土曜日にレース1、日曜日にレース2が行われる


2. リバースグリッド方式
日曜日のレース2は、レース1の上位8位が順位と逆のグリッドに!


3. 使用できるタイヤはピレリ製の1種類のみ
ソフト・ミディアム・ハードからピレリがコースに応じて1種類を用意。
使用できるのはスリックタイヤ4セット、ウエットタイヤ2セットまで

1. 2レース制
GP3シリーズは、フリー走行(45分間)、予選(30分間)、レース1(40分間)、レース2(30分間)で各セクションが設定されています。

レース1は予選順位通りにスターティンググリッドが決まり、レース2ではレース1の順位が1位から8位までのドライバーがリバースされたグリッドとなり、8位のドライバーがポールポジション、1位のドライバーは8番手からスタートします。9位以下のドライバーはレース1の順位通りのグリッドです。このようなリバースグリッドのため、順位に応じて与えられるシリーズポイントはレース1、レース2で異なります。

2. リバースグリッド方式
レース1では優勝者に25点が与えられ、10位までにポイントが配分されますが、レース2では優勝者は15点で8位までにしかポイントは与えられません。

また、予選でポールポジションを獲得した選手には4点、レース1、レース2でファステストラップを記録した選手にはそれぞれ2点が加算されます。

3. 使用できるタイヤはピレリ製の1種類のみ
タイヤはピレリ製のワンメイクで、3種類のスペック(ソフト・ミディアム・ハード)からピレリがコースに応じて1種類を用意します。それぞれのドライバーは1大会でスリックタイヤ4セット、ウエットタイヤ2セットまでしか使用できません。

GP3 Series of Machine Specs

Tire
タイヤ
・ピレリ製 スリックタイヤ
Chassis
シャシー
・ダラーラ製 2016年型「GP3/16」
 (カーボンモノコック)
・カーボンウイング(フロント・リア)
Engine
エンジン
・ メカクローム製 V型6気筒(N/A)
・排気量: 3.4L
・Power: 400HP@8,000rpm
・スロットル: フライ・バイ・ワイヤ方式
Gearbox
ギアボックス
・6速シーケンシャルギアボックス
・F1 同様のパドルシフト

GP3ではシャシー、エンジンともにワンメイクで、全車同じものがレースで使用されます。
シャシーは今年からダラーラ製の新しい型式「GP3/16」が導入されました。モノコックはカーボン製、ウイングもフロント、リヤともにカーボン製です。

ステアリングにクラッチとギアシフトを装備したMagneti Marelli社製パドルシステムを採用し、ギアはヒューランド製6速トランスミッションです。

エンジンは、ルノーが設計し、フランスのメカクローム社が製造したV型6気筒3.4L自然吸気エンジンで、最高出力は400馬力というスペックです。スロットルシステムにはフライ・バイ・ワイヤーを採用しています。

これらのシャシー、エンジンによって、0−100km/hが3.0秒、0-200km/hが7.7秒、最高時速は301km/hというパフォーマンスを発揮します。