Monthly コラム

2020.12.11
Vol.33
冬のドライブを快適に!エアコンの上手な使い方と静電気を防ぐポイント
日ごとに寒さが増すこれからの季節、車内を暖めてくれるカーエアコンの使用は欠かせません。

日ごとに寒さが増すこれからの季節、車内を暖めてくれるカーエアコンの使用は欠かせません。一方、気がかりなのが燃費への影響です。そこで今回は、車内環境を快適に保ちつつ燃費を節約できる、上手なカーエアコンの使い方をご紹介。また、冬場に気になる静電気への対処法もお伝えします。


エアコンを使用する際、なんとなくA/Cスイッチを押してはいませんか。その行為、実は燃料の浪費につながっているかもしれません。A/Cスイッチは、エアコンコンプレッサーを作動させて空気を冷やし、除湿するために入れるもの。クルマの暖房機能はエンジンの排熱を利用して空気を暖めるので、 A/CスイッチはOFFにしたままで問題ないのです。コンプレッサーを動かさないということは、燃費への影響もありません。A/Cスイッチは、窓ガラスの曇りをとりたいときや、一時的に除湿したいときにだけ適宜ONにするのが、寒い時期の燃費向上には効果的です。

暖房を使用する場合、気になるのが車内の乾燥です。

暖房を使用する場合、気になるのが車内の乾燥です。温風を浴びると、肌や髪の毛だけでなく目も乾き、ドライアイなどのトラブルにつながりかねません。暖房をつける際は、風が直接顔に当たらないよう送風口を調節しましょう。温かい空気は上に向かう性質があるので、車内を効率的に暖めるためにも、送風口は足下に向けておくのが正解です。


空気が乾燥している上に閉め切られた車内では、風邪などのウイルスが充満しやすくなります。クルマ専用の加湿器を活用するほか、車内に濡れタオルを置いておくのも乾燥対策に。また、定期的に空気を入れ替えることも大切です。内気循環モードを長時間使用し続けると、車内の酸素濃度が低くなり、頭痛や眠気に襲われる恐れもあります。1時間に1回は外気導入モードに切り替えて換気するといいでしょう。

冬になると、クルマのドアに手をかけた瞬間、バチっと静電気が走って驚くことがあります。

冬になると、クルマのドアに手をかけた瞬間、バチっと静電気が走って驚くことがあります。これは、衣服などの摩擦によって生じた電気が体に蓄積したことが原因で起こる現象です。防止策としては、乗車前に壁や地面に触れ、体に溜まった電気を放電させるといいでしょう。降車するときは、地面に足を着く前にクルマの金属部分に触れておくのがポイント。一気に放電するのを防ぐことができます。静電気除去グッズを使うのもおすすめです。カー用品店にはキーホルダーやスプレー、シートなど、さまざまなタイプの製品が揃っているので、1つ用意しておくと役立ちます。


この冬は、燃費や静電気を気にすることなく快適なドライブを楽しんでくださいね。