日付 | 2016年7月12日(火) |
ドライバー | フェルナンド・アロンソ |
会場 | シルバーストーン・サーキット(全長5.891km) |
周回数 | 105周・619km |
ベストラップタイム | 1分31.290秒 |
プログラム
シルバーストーン・サーキットで行われたシーズン中の公式テスト初日は、フェルナンド・アロンソがMcLaren-Honda MP4-31のドライブを担当しました。今日のシルバーストーンはドライとウエットコンディションが入り混じる典型的な“ブリティッシュ・ウェザー”となり、午前中は晴れ間が広がるドライコンディションでしたが、午後は一変して大雨と強風に見舞われました。
チームは本日の走行プログラムを実施しながら、変わりやすい天候を利用して、各種セットアップやドライおよびウエットタイヤの両方をテストすることができました。
本日の走行プランでは、空力コンポーネントのコリレーション、空洞データを使った先日のアップグレードの検証、ならびに次の2戦に向けたセットアップを行うことに焦点を当てました。
今日のプログラムで収集したデータの一部は、来年のMcLaren-Honda のシャシー開発に使用します。また、チームは先日導入されたHondaのパワーユニットのアップグレードに関する追加テストも実施しました。
アロンソは、信頼性の問題を抱えることなく、本日の走行プランを完了しました。合計105周を走行し、1分31.290秒というベストラップタイムで、全ドライバーの中で最速のラップタイムを記録しました。
本日のテストタイム(非公式)
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 周回数 |
---|---|---|---|---|
1 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1分31.290秒 | 105周 |
2 | エステバン・オコン | Mercedes | 1分32.833秒 | 123周 |
3 | アレックス・リン | Williams | 1分34.433秒 | 54周 |
4 | シャルル・ルクレール | Ferrari | 1分34.446秒 | 19周 |
5 | ニキータ・マセピン | Force India | 1分34.521秒 | 35周 |
6 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | 1分34.643秒 | 91周 |
7 | サンティノ・フェルッチ | Haas | 1分34.866秒 | 55周 |
8 | パスカル・ウェーレイン | Mercedes | 1分34.982秒 | 48周 |
9 | リオ・ハリアント | Manor | 1分35.631秒 | 64周 |
10 | セルゲイ・シロトキン | Renault | 1分36.575秒 | 48周 |
11 | ピエール・ガスリー | Red Bull | 1分43.891秒 | 52周 |
デビッド・レディング|McLaren-Hondaチームマネージャー
「今日は変わりやすい天候のため、フェルナンド、メカニックおよびエンジニアは難しい作業を強いられましたが、本日のテストプログラムを完了できたことを、とてもうれしく思います。雨が降ったことで、多数の設定をテストし、貴重なデータを収集することができました。そのデータを使って、夏休みに入る前の次の2戦のセットアップを実施します。
今日はポジティブな一日でした。フェルナンドが実施した合計105周の走行から得た情報をもとに、ストフェルがハンドルを握る明日の走行プログラムを決定します。今回のテストで収集したデータは、我々のシャシー(特に空力コンポーネント)およびパワーユニットの短期的かつ長期的な開発に役立てます。今日のロングランでは、パワーユニットで有効な長距離走行を行うとともに、最新のアップグレードに関するデータ確認も実施しました」
中村聡|Honda R&Dチーフエンジニア
「シルバーストーン・サーキットでの初日のテストは、先週末のGPに新規投入したエンジンのインテイクシステムの機能確認とデータ取得を行いました。フェルナンドが安定した走りを見せてくれたおかげで、本日の105周で信頼性の確認が進み、かなりの量の走行データを得ることができましたので、エンジニアにとっては忙しい夜になると思います。
変わりやすい天気の中、ドライとウエットのコンディションの両方でテストすることもでき、すべてがスムーズに進んだ一日だったので満足しています」
今後の予定
明日、シルバーストーン・サーキットで行われるテスト最終日は、ストフェル・バンドーンがMcLaren-Honda MP4-31のドライブを担当します。
テスト日程
2日間(7月12日〈火〉〜7月13日〈水〉)