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ラリー

Stage1

SCHEDULE

October 7 2014 Morocco Rally Stage4

モロッコモロッコ

Team HRC、モロッコラリーの第4ステージで健闘

Team HRCは、モロッコラリーで最もハードで複雑な第4ステージで、残る2ステージに向けてのアタックに有利なポジションを獲得しました。パウロ・ゴンサルヴェス選手は4位、ホアン・バレダ選手は5位と、このステージでは不利なスターティングポジションだったにもかかわらず、いい結果が出せました。

  • パウロ・ゴンサルヴェス選手パウロ・ゴンサルヴェス選手
  • ホアン・バレダ選手ホアン・バレダ選手
  • エルダー・ロドリゲス選手エルダー・ロドリゲス選手
  • ジェレミアス・イスラエル選手ジェレミアス・イスラエル選手
  • ライア・サンツ選手ライア・サンツ選手

ムハミドからチェガガまで、砂丘と岩の多いコースが延々と続く第4ステージは、極めて困難で複雑なステージで、高度なナビゲーションが求められました。そうした中、バレダ選手は第3ステージで優勝したため、トップポジションでスタート。ステージすべてで単独走行となりました。バレダ選手は、226kmに及ぶスペシャルステージを完ぺきなナビゲーションで走り抜いたため、後続ライダーにとっては有利なガイドになってしまいました。

バレダ選手のタイムはステージ5位。2番手スタートで2013年チャンピオンのゴンサルヴェス選手は4位フィニッシュし、総合順位はトップと1分30秒差で2位となりましたが、明日のマラケシュをゴールとするステージでは、いいスタートポジションでアタックできます。

エルダー・ロドリゲス選手は、第4ステージを7位でゴール。総合4位にポジションダウンする、厳しいレースとなりましたが、最後の2日間はポディウムに再び上がれるように期待されています。

ジェレミアス・イスラエル選手は、CRF450 RALLYにだんだん慣れてきたようで、第4ステージは砂丘の手前でナビゲーションミスはあったものの、8位でゴールしました。

ライア・サンツ選手は、CRF450 RALLYにより慣れるステージとして、体力的に厳しいチェガガの砂丘を乗り越え、15位フィニッシュ。総合順位は13位までアップしました。

コメント

パウロ・ゴンサルヴェス選手(ステージ4 / 4位、総合2位)
「モロッコラリーで最も過酷な一日でした。バレダ選手が先頭ライダーとしてすさまじいペースで走ってくれたので、目的としていた、タイムロスのないステージになり、ラッキーでした。チーム全体がいい仕事をしてくれていて、うれしいです。明日も厳しいステージで、今日と違って300km以上の山岳コースとなりますので、集中してチャンスを最大限に伸ばすことが大事です」

ホアン・バレダ選手(ステージ4 / 5位、総合8位)
「このラリーで最も難しいステージだったと思います。100kmほどの砂丘で、しかも先頭でスタート。調子はよかったのですが、1カ所だけルートに自信がありませんでした。ただ、そこを過ぎてからは、速いペースで走れました。難しいステージだと分かっていましたので、結果に満足しています。とにかく、一瞬も集中力を切らすことのできないステージでした」

エルダー・ロドリゲス選手(ステージ4 / 7位、総合4位)
「ずっとオフロードが続き、今大会で一番難しいステージでした。最初からコースと言えるようなコースはありませんでした。頻繁なナビゲーションが求められたので、トップでスタートするのはかなり難しかったのではないかと思います。後ろからスタートしたので、そこまで複雑なステージではありませんでした。とにかく、ポディウムを目指して戦います」

ジェレミアス・イスラエル選手(ステージ4 / 8位、総合17位)
「最初はジョルディ・ビラドムス選手(KTM)と一緒に迷いましたが、わりと早くルートを見つけることができました。精一杯砂の中をプッシュし、途中GPSの不調があっても完走でたので、安心しています」

ライア・サンツ選手(ステージ4 / 15位、総合13位)
「砂、砂丘とタフなステージでした。スタートは砂の中を走ることで苦労しましたが、ステージ全体としては満足しています。前よりリズムよく走ることができましたし、この調子で経験値をどんどん上げていこうと思います。ダカールでいい結果を出すためには、トラブルなく安定して走り、成長することが重要です」

ウルフギャング・フィッシャー|Team HRC チーム監督
「いい一日でした。ザゴラの南で約200km走る今日のステージは、重要でした。ライダーたちはよく戦ってくれました。バレダ選手は先頭でスタートし、ラインを作ったわけですが、完ぺきなナビゲーションでいつものようにいい走りを見せてくれました。バレダ選手が作ったラインを、後続の選手が追いかける形になりましたが、それでもタイムロスはあまりなく、先頭のままでゴールできたことはすばらしいと思います。ゴンサルヴェス選手は最初からプッシュして、ステージの大半をバレダ選手と走り、数秒の差でゴールしました。ゴンサルヴェス選手にとっても重要なステージで、総合トップから2位に落ちましたが、タイム差はほぼありません。むしろ、最後の2日間で優勝を狙うためにはいいポジションにいると思います。ほかのライダーたちもいい仕事をしてくれたので、残りの2日間が非常に楽しみです」

TOMORROW'S STAGE

第5ステージ ザゴラ~マラケシュ

リエゾン/3km、スペシャルステージ/302km、リエゾン/208km 合計/513km

ザゴラ近郊からスタートする第5ステージは、山に挟まれた渓谷を走り抜ける美しい風景のコースですが、高速で狭く、いくつもの涸れ川を渡ることになります。やがてヤシの並木を通り、さらに峠を越えると渓谷を一望できます。ステージの終盤は高速で広いコースで、トラック部門はバイク部門と異なりこの広いコースのみでステージを競います。

リザルト

第4ステージ順位
順位 ライダー マシン タイム/差
1 M.コマ KTM 2:46'32
2 S.サンダーランド KTM +0'05
3 T.プライス KTM +1'10
4 パウロ・ゴンサルヴェス Honda +2'16
5 ホアン・バレダ Honda +3'47
 
7 エルダー・ロドリゲス Honda +4'54
8 ジェレミアス・イスラエル Honda +5'29
15 ライア・サンツ Honda +18'22
総合順位
順位 ライダー マシン タイム/差
1 M.コマ KTM 11:41'52
2 パウロ・ゴンサルヴェス Honda +01'35
3 S.サンダーランド KTM +11'53
4 エルダー・ロドリゲス Honda +16'34
5 C.ロペス KTM +16'46
 
8 ホアン・バレダ Honda +23'07
13 ライア・サンツ Honda +1:18'28
17 ジェレミアス・イスラエル Honda +2:36'40