ポールポジション(PP)は、ムクラダ・サラプーチ(A.P. Honda Racing Thailand)、2番手にラッキー・ヘンドリアンシャー(Astra Honda Racing Team)、3番手にラフィド・トパン・スチプト(Bike Corner SYS KYT Racing Team)でフロントローに並びました。6番手のイルファン・アルディアンシャー(Astra Honda Racing Team)がセカンドロー。7番手はピヤワット・パテゥンヨット(A.P. Honda Racing Thailand)。8番手にアーウィン・サンジャヤ(Astra Honda Racing Team)、13番手はタットチャコーン・ブアラシ(A.P. Honda Racing Thailand)、ラジブ・セシュー(IDEMITSU Honda Racing India)が15番手につけました
レース1
スタートの反応はPPのサラプーチでしたが、ホールショットは、アンディ・ムハンマド・ファドリ(カワサキ)。途中ヘンドリアンシャーが首位を奪いますが、再び、ファドリが前、ヘンドリアンシャー、サラプーチが続きます、オープニングラップはサラプーチが制して、ファドリ、ヘンドリアンシャー、サンジャヤらが僅差で続きます。団子状態の集団は、各コーナーで激しく順位を入れ替えながら周回を重ねます。
トップ集団からファドリがコースアウト、復帰しますが、ポジションダウン。2ラップ目にはヘンドリアンシャー、サンジャヤ、サラプーチのオーダー。サラプーチは、すぐにトップを奪い返します。3ラップ目にはアルディアンシャーがトップ浮上、サラプーチ、ヘンドリアンシャーが追う展開となります。4ラップ目にはサラプーチが首位に立ち、レースをリードしますが、盛り返したファドリが続き、サンジャヤ、アルディアンシャーが迫ります。トップ争いは9台となり、後続集団も僅差で続きます。
6ラップ目にはサンジャヤがトップ浮上、ですが、サラプーチがすぐに首位を奪います。トップで最終ラップに突入したサラプーチですが、アルディアンシャーが迫ります。スチプトが前に出ますが、ラインを変え前に出て勝利したのはでアルディアンシャー。2番手争いは3台が並んでコントールラインを通過し、2位にサラプーチ、3位にスチプトとなり表彰台をHonda勢が独占しました。4位にサンジャヤ、5位ファドリ、6位ヘンドリアンシャーまで、その差は、コンマにひしめく激戦でした。
レース2
ファドリがホールショット、続くのがヘンドリアンシャーで、数珠つなぎの集団が続きます。トップのファドリ、それを追ってサラプーチ、サンジャヤ、井吉亜衣稀(カワサキ)、アルディアンシャー、レイナード・ラツコレ、スチプトらが首位とコンマ差で続きます。トップ集団は19台と大きな集団となります。2ラップ目にサラプーチが首位を奪い、アルディアンシャーが、ファドリが追います。3ラップ目、激しいトップ争いとなり、ファドリが再び首位に返り咲きますが、4ラップ目に突入してすぐに、トップ集団でラインが交差、そこで首位に立ちレースを引っ張るのは、サラプーチ、2番手にサンジャヤ、ラツコレ、ブアラシのポジションが変わります。
トップ集団は、変わらず混戦の戦い、各コーナーでポジションを入れ替えます。5ラップ目、コントロールタワーをトップで通過したのはサンジャヤ、2番手サラプーチが僅差で付けます。6ラップ目にはサラプーチが首位を奪いますが、サンジャヤ、ラツコレ、スチプト、ファドリ、ヘンドリアンシャー、アルディアンシャーが僅差で続きます。
最終ラップ、トップ争いを繰り広げてきたスチプトが転倒する波乱がありましたが、サラプーチはファドリ、サンジャヤの追撃を押さえます。しかし、最終コーナーでサラプーチがまさかの転倒。勝利のチェッカーを受けたのはサンジャヤ、2位にファドリ、3位ラツコレが表彰台に登りました。4位にヘンドリアンシャー、5位にアルディアンシャー、7位にブアラシ、9位にアズマンが入りました。イルファン・アルディアンシャー(優勝/5位)
「最終ラップの戦いは激しくて、どんな風にアプローチすればいいのかを考えたが、とにかく、行けるだけ行くとトライした。集中して走れたことが勝因、ベストを尽くせてよかった」
アーウィン・サンジャヤ(4位/優勝)
「トップ争いは激しく、ファドリとの争いとなり、どちらが前なのか、緊迫した戦いとなりました。その争いで勝てたことはすごくうれしい。レース2では勝者になれて、ものすごく幸せです。支えてくれたチーム、家族に感謝します」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | イルファン・アルディアンシャー | 8 | 19'45.110 | |
2 | 44 | ムクラダ・サラプーチ | 8 | 19'45.351 | |
3 | 911 | ラフィド・トパン・スチプト | 8 | 19'45.371 | |
4 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | 8 | 19'45.374 | |
5 | 108 | A.ムハンマド・ファドリ | カワサキ | 8 | 19'45.450 |
6 | 12 | ラッキー・ヘンドリアンシャー | 8 | 19'45.760 | |
9 | 65 | カオ・ヴィエット・ナム | 8 | 19'50.758 | |
11 | 149 | タットチャコーン・ブアラシ | 8 | 19'53.177 | |
12 | 63 | シャリフディン・アズマン | 8 | 19'53.540 | |
16 | 61 | シャロル・ユージー | 8 | 20'01.022 | |
17 | 18 | センシル・チャンドラセカラン | 8 | 20'12.261 | |
21 | 19 | イドラン・ハキミ・ラドゥアン | 8 | 20'22.676 | |
22 | 188 | ピヤワット・パテゥンヨット | 8 | 20'37.519 | |
23 | 81 | 中原美海 | 8 | 20'47.882 | |
DNF | 80 | ラジブ・セシュー | 1 | +7Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | 8 | 19'43.339 | |
2 | 108 | A.ムハンマド・ファドリ | カワサキ | 8 | 19'43.387 |
3 | 222 | R.ラツコレ | ヤマハ | 8 | 19'43.545 |
4 | 12 | ラッキー・ヘンドリアンシャー | 8 | 19'43.671 | |
5 | 16 | イルファン・アルディアンシャー | 8 | 19'44.240 | |
6 | 36 | M.ファエロジ | ヤマハ | 8 | 19'44.291 |
7 | 149 | タットチャコーン・ブアラシ | 8 | 19'44.766 | |
9 | 63 | シャリフディン・アズマン | 8 | 19'46.360 | |
11 | 65 | カオ・ヴィエット・ナム | 8 | 19'46.642 | |
15 | 80 | ラジブ・セシュー | 8 | 19'54.618 | |
16 | 61 | シャロル・ユージー | 8 | 19'57.501 | |
17 | 18 | センシル・チャンドラセカラン | 8 | 20'09.923 | |
20 | 19 | イドラン・ハキミ・ラドゥアン | 8 | 20'21.984 | |
23 | 81 | 中原美海 | 8 | 20'22.525 | |
DNF | 44 | ムクラダ・サラプーチ | 7 | +1Laps | |
DNF | 911 | ラフィド・トパン・スチプト | 7 | +1Laps | |
DNF | 188 | ピヤワット・パテゥンヨット | 4 | +4Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 16 | イルファン・アルディアンシャー | 176 | |
2 | 108 | A.ムハンマド・ファドリ | カワサキ | 176 |
3 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | 162 | |
4 | 44 | ムクラダ・サラプーチ | 127 | |
5 | 12 | ラッキー・ヘンドリアンシャー | 120 | |
6 | 222 | R.ラツコレ | ヤマハ | 109 |
7 | 149 | タットチャコーン・ブアラシ | 97 | |
9 | 911 | ラフィド・トパン・スチプト | 94 | |
10 | 188 | ピヤワット・パテゥンヨット | 83 | |
14 | 65 | カオ・ヴィエット・ナム | 44 | |
16 | 80 | ラジブ・セシュー | 33 | |
20 | 63 | シャリフディン・アズマン | 11 | |
22 | 35 | 佐々木將旭 | 6 | |
23 | 91 | 森俊也 | 6 | |
24 | 31 | 富田一輝 | 4 | |
25 | 888 | チュウ・ケーラン | 4 | |
27 | 18 | センシル・チャンドラセカラン | 2 | |
28 | 61 | シャロル・ユージー | 2 | |
31 | 98 | ヂォゥ・シャン・ジュン・ジエ | 1 | |
34 | 20 | 笠井悠太 | 0 | |
39 | 81 | 中原美海 | 0 |