Round04インドインド

AP250 決勝

2018年8月5日(日)

マドラス・モーター・レース・トラック

レース1でアーレンズが優勝、アジが2位表彰台に登壇

AP250クラスでは、予選で唯一、1分47秒台にタイムアップを果たしたレーザー・ダニカ・アーレンズ(Astra Honda Racing Team)がポールポジションを獲得、チームメートのマリオ・スリョー・アジは4番手に付けました。

迎えたレース1では、ホールショットはアヌパ・サルムーン(ヤマハ)が奪いますが、スタート直後から激しい首位争いが繰り広げられました。トップグループが団子状態になる中、なんとサルムーンが白煙を上げてリタイアとなり、レースは序盤から波乱の展開となります。

その後、激しいトップ争いから抜け出したアンディ・ムハンマド・ファドリ(カワサキ)がレースをリード、その背後にレイナルド・クリサント・ラトゥ(ヤマハ)、アジ、アーレンズがつけ、この4台がトップ集団を形成します。しかしその中からファドリが遅れ始め、スリップダウンを喫したことでトップ争いは3台に絞られました。

そんな中、アーレンズが首位に立ちレースをリードしていきます。トップ集団の後方、5台が4番手争いを繰り広げるセカンドグループでは、アーウィン・サンジャヤ(Astra Honda Racing Team)が前に出て、グループをリードしていきました。

レース終盤、ラスト3ラップでアジが首位を奪うと、その背後につけたアーレンズと激しいトップ争いを繰り広げます。2台は0.084秒という僅差で一騎打ちを展開していきました。最終ラップにアーレンズが首位を奪い、そのままチェッカーを目指します。その後方でも4番手争いが激しさを増し、各ライダーがポジションを入れ替えながらコーナーをクリア。最終コーナーでは転倒者が出るほどの激しさとなりました。結果、優勝はアーレンズ、2位にアジ、3位にラトゥ、サンジャヤは5位でチェッカ―を受けました。

レース2では、ホールショットを奪ったラトゥをかわしてトップに立ったサルムーンがレース序盤をリード。しかし、2番手に浮上したアーレンズがその勢いのままに首位に踊り出ます。2番手にサルムーン、3番手にラフィド・トパン・スチプト(ヤマハ)、4番手にピーラポン・ブンラート(ヤマハ)が付けてトップ争いを繰り広げました。アジは4ラップ目に転倒を喫し、戦列を離れます。さらにレース中盤、トップを走るアーレンズが痛恨の転倒、再スタートしてレースに復帰しますが、大きくポジションをダウンさせてしまいます。

変わってトップに立ったのはサルムーン、それをスチプト、ブンナートが追い、その後方でファドリ、ラトゥが4番手争いを繰り広げました。セカンドグループがやがてトップ集団に追いついたことで、トップグループは5台に。そんな中で首位にスチプト、2番手にファドリが上がりますが、サルムーンが2番手を奪い返すと、その勢いのままに首位に躍り出ました。最終ラップでは、スチプトとファドリが接触する激しい戦いが展開しましたが、並んでコントロールラインを通過。一瞬早くゴールしたスチプトが優勝。2位にファドリ、3位にサルムーンとなりました。アーレンズは17位でチェッカーを受けました。

コメント

レーザー・ダニカ・アーレンズ(優勝/17位)レーザー・ダニカ・アーレンズ
「予選でトップタイムを記録できたので、この調子をキープしたいと思い、全力で優勝を目指しました。レース1では勝つことができたのでとてもよかったです。マリオ(スリョー・アジ)との戦いになりましたが、最終ラップに抜くことができました。チーム、メカニック、スポンサー、そして家族に感謝しています」

マリオ・スリョー・アジ(2位/リタイア)マリオ・スリョー・アジ
「家族、チーム、メカニック、スポンサーに感謝しています。すごくプッシュしたんですが、2位でした。次は勝てるようにがんばりたいです」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda1221'53.387
216マリオ・スリョー・アジHonda12+0.128
3222 R.クリサント・ラトゥヤマハ12+8.552
4250R.スチプトヤマハ12+11.076
5198アーウィン・サンジャヤHonda12+11.922
6 149 タット・タットチャコーン・ムーサー Honda 12 +12.286
1380セシュー・ラジブHonda12+33.560
1565カオ・ヴィエット・ナムHonda12+33.902
17888チュウ・ケーランHonda12+58.228
RT81アーニッシュ・ダモダラ・シェティHonda7 +5Laps
RT35クリッチャポーン・ケウォサンティHonda1 +11Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1250R.スチプトヤマハ1222'00.544
2108A.ムハンマド・ファドリカワサキ12+0.142
3500A.サルムーンヤマハ12+0.286
4222レイナルド・クリサント・ラトゥヤマハ12+0.611
545P.ブンラートヤマハ12+1.147
6149タット・タットチャコーン・ムーサーHonda12+2.128
7198アーウィン・サンジャヤHonda12+2.286
1035クリッチャポーン・ケウォサンティHonda12+11.678
1165カオ・ヴィエット・ナムHonda12+30.447
1680セシュー・ラジブHonda12+35.377
17123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda12+51.669
18888チュウ・ケーランHonda12+53.271
1981アーニッシュ・ダモダラ・シェティHonda12+53.358
DNF16マリオ・スリョー・アジHonda3+9 Laps

ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
1123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda148
216マリオ・スリョー・アジHonda122
3500A.サルムーンヤマハ108
4250R.スチプトヤマハ84
5108A.ムハンマド・ファドリカワサキ78
6198アーウィン・サンジャヤHonda72
744ムクラダ・サラプーチHonda62
1135クリッチャポーン・ケウォサンティHonda43
17149タット・タットチャコーン・ムーサーHonda20
1892成田彬人Honda16
2265カオ・ヴィエット・ナムHonda6
2480セシュー・ラジブHonda3
2581アーニッシュ・ダモダラ・シェティHonda2
3323砂泊孝太Honda0
3520笠井悠太Honda0
3614小野雅治Honda0
37 888チュウ・ケーランHonda0

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