round 3

August 5 2012, RACE Asia Road Racing Championship China 第3戦 中国
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SCHEDULE

  • レース情報
  • 決勝

清成龍一がレース1で2位に入り表彰台獲得!
アズラン・シャー・カマルザマンも5位/4位と健闘

2012年8月5日(日)・決勝  会場:珠海国際サーキット  コースコンディション:ドライ

アジアロードレース選手権第3戦が中国の珠海国際サーキットで開催されました。過酷な鈴鹿8時間耐久ロードレースを戦い終えた清成龍一(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)、アジアチームで参戦した玉田誠、亀谷長純、アズラン・シャー・カマルザマン(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)も、休む間もなく連戦となるアジアの戦いへと向かいました。

  • 清成龍一清成龍一
  • 清成龍一清成龍一
  • 清成龍一清成龍一
  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 尾野弘樹(#2)、大久保光(#1)尾野弘樹(#2)、大久保光(#1)
  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 大久保光大久保光

珠海国際サーキットは中国南部に位置し、夏の日差しが容赦なく照りつけて、気温、湿度も高く厳しい気象条件の中での戦いとなりました。ストップ・アンド・ゴーのレイアウトに2つの高速コーナーがあり、攻略が難しいサーキットでもあります。

スーパースポーツ600ccクラスの予選は転倒者が続出しました。そのような状況の中でセットアップを進め、タイムアタックしなければならない厳しい予選で、ポールポジションは藤原克昭(カワサキ)が獲得しました。

レース1の決勝は、藤原、スポット参戦の伊藤勇樹(ヤマハ)、ファドリ・イマムディン(カワサキ)、ザムリ・ババ(ヤマハ)、清成がトップ集団を形成してスタート。セカンド集団ではアズランがイマムディンに追いつき、稲垣誠(ヤマハ)を加え、激しいバトルを繰り広げました。13ラップ目、トップ集団からは藤原がトラブルでスローダウン。清成はババと激しトップ争いを繰り広げますが、僅差でババが先行し、悔しい2位となりました。3位に伊藤、4位にイマムディン、アズランは5位でチェッカーを受けました。

レース2も藤原のホールショットで始まり、伊藤、イマムディン、清成、ババ、アフマド・ファド・バハルディン(カワサキ)、アズランと続く混戦。藤原、伊藤の戦いに、追い上げるババ、そのトップ集団に加わろうとイマムディン、清成が追いかけます。その後方にバハルディンとアズラン。それぞれの集団で激しいバトルが繰り広げられました。優勝を狙う清成はトラブルが起きて後退。清成はトラブルを抱えたマシンをなんとかコントロールして走りきろうと努力しました。優勝は藤原、2位にババ、3位に伊藤で、伊藤は連続表彰台を獲得しました。アズランは4位で表彰台に届かず、清成はペースを抑えて走りきり、13位でチェッカーを受けて、貴重なポイントを獲得。ランキングトップは死守しました。

同日開催のアジア・ドリーム・カップは、前戦の転倒で左手をケガした尾野弘樹が復帰し、心配されていたライディングへの影響はさほどなく、元気にサーキット入り。ポールポジションは大久保光が獲得しました。レース1ではトップ争いを繰り広げていた尾野が転倒してしまい、激しいクラッシュでしたがレースはそのまま続行。大久保はトップ争いを繰り広げましたが、イスワンディ・ムイスが優勝。2位には、0.028秒差で大久保という悔しいレースとなりました。レース2は尾野も復帰。レース1の雪辱を果たし、優勝を飾りました。トップ争いをしていた大久保は最終ラップに接触して転倒。その後、再スタートして8位でチェッカーを受けました。清成同様に、ポイントを得てランキングトップを守りレースを終えました。

コメント

清成龍一(スーパースポーツ600cc 2位/13位)「レース1はなんとか勝ちたいと思ってプッシュしました。抜かれたら抜き返すというレースをしていました。最終ラップにも仕掛けましたが、思うようなセッティングができておらず、わずかに届かず残念な2位でした。レース2は勝ちたいと思っていましたが、トラブルがあり、それをカバーしながらチェッカーを目指しました。なんとかポイントを獲得することができましたのでランキングはトップです。次の日本ラウンドではしっかりと優勝できるようにがんばりたいと思っています」

尾野弘樹(アジア・ドリーム・カップ リタイア/優勝)「ケガをした指にはまだ爪がなくて、生えるまでは時間がかかりそうですが、走ることには問題ありません。レース1も勝てるようにと思っていましたが、転倒してしまいました。レース2は絶対に勝ちたかったですし、走りきろうとがんばりました。また、勝つことができてよかったです。アジアのライダーもレースをするたびにレベルが上がっています。頭を使って走らないと勝てません。ランキング争いも大久保君との差は少ないので巻き返せるようにがんばっていきたいです。次は日本なので、すごく楽しみにしています」

大久保光(アジア・ドリーム・カップ 2位/8位)「今回は初めてポールポジションも取れましたし、レースウイークの流れとしては、とてもよかったと思います。レース1から積極的に前に出るレースをして最後に仕掛けましたが届きませんでした。悔しい2位でしたので、レース2は勝ちたかったのですが、最終ラップに接触してしまい、転倒してしまいました。運よくコース復帰できてポイントが取れてよかったです。次戦はオートポリス、母国のレースですし、全日本のレースも見ることができるので楽しみにしています」

決勝

スーパースポーツ 600cc(レース1)

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 52 Z.ババ ヤマハ 29:40.562
2 23 清成龍一 Honda +0.273
3 19 伊藤勇樹 ヤマハ +6.949
4 162 F.イマムディン カワサキ +11.584
5 25 アズラン・シャー・カマルザマン Honda +16.937
6 17 稲垣誠 ヤマハ +26.102
         
9 18 ティティポン・ワロコーン Honda +39.439
10 21 ザクゥアン・ザイディ Honda +39.872
16 53 イメール・フィルダウス・ハサン Honda +64.553
DNF 28 ラタポン・ウィライロー Honda -

スーパースポーツ 600cc(レース2)

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 37 藤原克昭 カワサキ 29:38.581
2 52 Z.ババ ヤマハ +0.655
3 19 伊藤勇樹 ヤマハ +1.075
4 25 アズラン・シャー・カマルザマン Honda +14.382
5 26 A.ファド・バハルディン カワサキ +15.851
6 17 稲垣誠 ヤマハ +20.723
     
10 21 ザクゥアン・ザイディ Honda +27.518
13 23 清成龍一 Honda +46.744
20 18 ティティポン・ワロコーン Honda 3 Laps
DNS 28 ラタポン・ウィライロー Honda -

アンダーボーン 115cc(レース1)

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 12 H.ウィジャヤ ヤマハ 22:19.617
2 50 A.アムラン ヤマハ +0.069
3 96 デニ-・トリユゴ Honda +0.096
4 19 ノリズマン・イスメール Honda +0.171
5 23 G.K.ワードハナ カワサキ +0.195
6 36 アフェンディ・ロスリ Honda +0.233
         
15 67 鳥羽海渡 Honda +2.662
16 97 ワワン・ヘルマワン Honda +2.699
DNF 39 ワン・ハドリ・ムクタール Honda -
DNS 63 アミラル・アリフ・ムサ Honda -

アンダーボーン 115cc(レース2)

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 33 H.A.ユディスティラ カワサキ 22:17.715
2 96 デニ-・トリユゴ Honda +0.014
3 63 アミラル・アリフ・ムサ Honda +0.033
4 19 ノリズマン・イスメール Honda +0.060
5 12 H.ウィジャヤ ヤマハ +0.201
6 118 A.ロスリー ヤマハ +0.487
     
7 67 鳥羽海渡 Honda +0.559
12 97 ワワン・ヘルマワン Honda +4.556
DNF 36 アフェンディ・ロスリ Honda -
DNF 39 ワン・ハドリ・ムクタール Honda -

アジアドリームカップ(レース1)

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 14 イスワンディ・ムイス Honda 21:08.193
2 1 大久保光 Honda +0.028
3 3 アピワット・ウォンタナノン Honda +0.239
4 6 デニー・トリユゴ Honda +0.298
5 4 ジョシュア・フック・フレドリック Honda +16.510
6 10 ジョシュア・ピカリング・ウィリアム Honda +34.942
7 8 ジャジル・ジュライミ Honda +35.193
8 9 リン・ユージー Honda +39.452
9 5 サシタレン・スクマラン Honda +43.074
10 11 コー・イーチェン Honda +49.911
11 16 ギャリー・アグスティン・カネダ Honda +1:06.514
12 13 ガウタム・メイルバガナン Honda +1:20.443
13 12 ディパック・パピネニ Honda +1:47.584
DNF 15 フィトル・アシュラフ・ラザリ Honda -
DNF 2 尾野弘樹 Honda -

アジアドリームカップ(レース2)

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 2 尾野弘樹 Honda 21:18.204
2 3 アピワット・ウォンタナノン Honda +0.827
3 8 ジャジル・ジュライミ Honda +0.909
4 6 デニー・トリユゴ Honda +0.974
5 15 フィトル・アシュラフ・ラザリ Honda +1.262
6 5 サシタレン・スクマラン Honda +1.297
7 4 ジョシュア・フック・フレドリック Honda +2.031
8 1 大久保光 Honda +23.359
9 11 コー・イーチェン Honda +32.040
10 9 リン・ユージー Honda +32.357
11 10 ジョシュア・ピカリング・ウィリアム Honda +46.043
12 16 ギャリー・アグスティン・カネダ Honda +60.368
13 13 ガウタム・メイルバガナン Honda +64.966
14 12 ディパック・パピネニ Honda +91.467
DNF 14 イスワンディ・ムイス Honda -

ポイントスタンディング

ライダー(スーパースポーツ 600cc)

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 清成龍一 Honda 113
2 藤原克昭 カワサキ 112
3 Z.ババ ヤマハ 100
4 アズラン・シャー・カマルザマン Honda 76
5 D.エキー・プラタマ ヤマハ 48
6 F.イマムディン カワサキ 42
 
8 ザクゥアン・ザイディ Honda 30
12 ティティポン・ワロコーン Honda 26
20 イメール・フィルダウス・ハサン Honda 14
23 ラタポン・ウィライロー Honda 2

ライダー(アンダーボーン 115cc)

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 H.ウィジャヤ ヤマハ 122
2 ノリズマン・イスメール Honda 88
3 R.ラトゥコア ヤマハ 76
4 H.A.ユディスティラ カワサキ 75
5 G.K.ワードハナ カワサキ 68
6 アミラル・アリフ・ムサ Honda 53
 
9 デニ-・トリユゴ Honda 36
10 アフェンディ・ロスリ Honda 23
13 ワワン・ヘルマワン Honda 20
17 鳥羽海渡 Honda 14
20 ファクルシー・シャキリン・ロスタン Honda 9
23 オーウィ・ヌルフダ Honda 6

ライダー(アジアドリームカップ)

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 大久保光 Honda 104
2 尾野弘樹 Honda 100
3 アピワット・ウォンタナノン Honda 88
4 デニー・トリユゴ・ラクソノ Honda 72
5 イスワンディ・ムイス Honda 64
6 ジョシュア・フック・フレドリック Honda 63
 
7 ジャジル・ジュライミ Honda 58
8 サシタレン・スクマラン Honda 47
9 ジョシュア・ピカリング・ウィリアム Honda 43
10 コー・イーチェン Honda 41
11 フィトル・アシュラフ・ラザリ Honda 40
12 リン・ユージー Honda 32
13 ギャリー・アグスティン・カネダ Honda 29
14 ガウタム・メイルバガナン Honda 21
15 ディパック・パピネニ Honda 15
16 カナタット・ジェイマン Honda 9