HONDA The Power of Dreams

お客様が求めているのはスペックを表す数値の向上じゃない。機能や数値だけを目標にしてクルマを開発しても、本当の意味でお客様のためにならないのではないか。人が潜在的に思っていることや不満に思っていることを解決したい。望んでも仕方ないと考えられている常識を変え、新しい価値をつくりだそう。

足りなかったのは「人間の感性や心を満たすこと」。毎日の中で使うからこそ、快適で、リラックスできて、安心できる、「心地いい」存在であるべきなんだ。お客様の日常に、心地よさや幸福感を提供したい。
そばに置いていて良かったと思って頂けるような、心の豊かさにつながるようなクルマをつくりたい。

日常で使う、触る、感じる部分に最大限の心地良さを。「座る・視る・使う・乗る」の4つの心地良さを可能な限り高める。数値化して検証し、数え切れないくらい乗って座って使って試し、納得いくまで繰り返す。正解がないかもしれない「感性で感じる心地よさ」に、それでも答えを見つけ出そうと突き詰めた。

人の心地良さを真ん中に考えたアイデアをいくつも盛り込み、暮らしの質が上がったような満足感が毎日得られるような一台を目指した。このクルマが暮らしのピースの1つに入ることで、普段の生活が少しでも豊かになる、そう感じて欲しい。人の心を満たす、それがクルマの新しい基準になることを願って。