2018 SUPER GT 応援感謝 ファンミーティング イベントレポート

2018年11月26日(月) 16:30~17:30

Hondaウエルカムプラザ青山では、2018年11月26日(月)に、ファンイベント「2018 SUPER GT 応援感謝 ファンミーティング」を開催しました。

イベント当日は、今年のSUPER GTシリーズにおいて、GT500クラス・シリーズチャンピオンを獲得したチーム国光(#100 RAYBRIG NSX-GT)の高橋国光総監督、ドライバーを務めた山本尚貴選手、ジェンソン・バトン選手が登壇。シーズンを通して応援してくれたファンにそれぞれの言葉で感謝を伝えるとともに、トークショーやプレゼント抽選会も行われ、大盛り上がりとなりました。

この日の司会はレース実況アナウンサーのピエール北川さん。この時点で120の座席はすでに埋まっており、立ち見が出るほど。SUPER GTの人気の高さが伺える盛況ぶりとなりました。

さらに2Fから監督とドライバーが登場すると、会場は割れんばかりの大歓声に包まれました。ファンとハイタッチをしながら会場を歩き、展示した#100 RAYBRIG NSX-GTの前で監督とドライバー3人での記念撮影。その後、バトン選手が愛おしそうにマシンに手を触れ、シーズンを思い起こしているかのような感慨深いシーンもありました。

ステージの上ではチャンピオンを祝してHondaスマイルから大きな花束が贈呈されました。チームを祝うべく駆け付けた大勢のファンから「おめでとう!」と声が飛ぶ中、3人は満面の笑顔でそれに応えていました。

いよいよトークショーが開催。まず話題となったのは、バトン選手のSUPER GT初挑戦について。シーズンを通しての感想を聞かれ「簡単だったよ」と茶目っ気たっぷりの一言で会場を沸かせると、「F1でチャンピオンになってから、そのあとはなにが来てもそんなに難しくはないと思っていたんだ。でも違ったね。このカテゴリーには本当に多くの才能豊かなドライバーが参戦しているし、毎レースが試練の連続だった。勝つのはとてもたいへんだったよ。そんな中にあって、尚貴は本当にすばらしい先生だった」と、F1とは異なるSUPER GTの過酷さについて語ってくれました。

山本選手は、ピエール北川さんにランキング同点首位で臨んだ最終戦が終わったあとに泣いていたことを暴露され、「(最終戦では)本当に感じたことのないプレッシャーを感じました。SFですでにタイトルを獲っていて、JB(バトン選手)も僕にニ冠を取らせてあげたいと思ってくれているのをすごく感じたんです。SUPER GTは2人で戦うシリーズなので、JBがプレッシャーに打ち勝つ強さを持っていなければ今回のタイトル獲得はないわけで。そういう意味で、一番彼に感謝しないといけないと思ってます」と、バトン選手と二人三脚で戦ってきた今シーズンを振り返っていました。

そんな2人について聞かれた高橋総監督は「並外れたテクニックを持った、とにかく速いドライバー」と手放しで絶賛。チャンピオンを獲得した実感について聞かれると「本当にやっとの思いで獲れたという感じ。この道を歩いてきてよかったと思います。皆さまのおかげで獲ることができました。私は1958年に浅間火山レースで初めて優勝を挙げたんですが、今年はそこから数えて60年目。2人のドライバーからプレゼントをもらったような気持ちなんです」と、喜びを爆発させていました。

事前に募集したファンからの質問コーナーでは「いつも表彰台でバトン選手とはなにをこそこそ話しているの?」という質問が。これにバトン選手が「いかに尚貴がすばらしかったか、心を込めて伝えているんだ」と答えると、すかさず山本選手も「まさにその通りなんです」と乗っかる名コンビネーションを披露。2人の絆の深さがうかがえる一幕でした。

トークショー後にはプレゼント抽選会も行われ、チーム国光のTシャツやキャップ、さらにはチャンピオンを記念した特別ポスターなどがプレゼントされました。最後に、ドライバーと監督がそれぞれファンへの感謝を伝えるとともに、高橋総監督が「来年からはカーナンバーが#100から#1に変わります。この番号を守っていきたいと思っていますので、皆さま、応援よろしくお願い申し上げます」と感謝を述べ、大きな拍手の中でイベントは幕を閉じました。


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