スーパーカブ60周年記念イベント
スペシャルトークショー/「スーパーカブと素晴らしき仲間たち」展』

2018年8月1日(水)

Hondaウエルカムプラザ青山では、60周年を迎えたスーパーカブの記念イベントとして、1958年に誕生した数々の工業製品や建築物、食品やサービスなど、長きにわたって人々に愛される“素晴らしき仲間たち”の代表を一堂に会し、特別展示やトークショーを開催しました。

館内には、スーパーカブと同い年にあたる各企業の製品やサービス、書籍など、皆さまの記憶に残る数々の展示物を用意。多くの方にご来場いただき、そのひとつひとつを楽しんでいただくことができました。

イベントでは、まずオープニングセレモニーが開催され、株式会社ホンダモーターサイクルジャパン代表取締役社長の加藤千明氏より1958年に誕生し、これまで世界中のたくさんの人に愛されてきたスーパーカブの沿革を説明。

還暦を迎えたスーパーカブの特別モデル「スーパーカブ・60周年アニバーサリー」も会場の皆さまの前でお披露目しました。

オープニングセレモニーの後は、トークショーを開催。ゲストにはスーパーカブや、誕生した時代背景にも造詣の深い方をお招きしました。司会は、元Hondaワークスライダーの宮城光氏とHondaスマイルが担当。60周年を迎えたスーパーカブを中心に、同い年にあたる各企業様の商品・サービスについてのトークを展開しました。

スーパーカブをはじめ、今までたくさんの工業製品の書籍に携わってきた三樹書房代表の小林謙一氏からは各製品の誕生の過去や当時の時代背景を、株式会社本田技術研究所 二輪R&Dセンター デザイン開発室長の川和聡氏には、工業製品のデザインから分かる開発者の想いなど、興味深いお話が次々に飛び出しました。

スーパーカブと同じ、1958年誕生した各企業の商品・サービスについて、ゲストの思い出とともに、ひとつひとつ振り返りながらトークを展開。今でも愛されている「チキンラーメン」や、川和氏が当時憧れたデザインとなるスバル360(愛称:てんとう虫)など、誕生秘話に会場は盛り上がりました。たくさんの商品の資源の少なかった当時、そんな中でもアイディアを詰め込み、今では私たちの生活の一部になっている素晴らしい商品・サービスには感慨深いものがありました。

今年6月に発表された「スーパーカブ C125」の開発についても川和氏より説明。青色ベースでシートが赤色の初代C100のカラーリングや造形を踏襲したこと、そして“だれもが使えて、自由に移動してほしい”という想い込め、現在に求められる大きさや排気量を追求したことなどを話してくれました。

イベントの最後にゲストの2人にメッセージをいただきました。長く愛されるものには“だれかの役に立ちたい、いいものを作りたい”という想いが込められているということ。そして、今後60年、100年と何年にもわたって人々の役に立ち、思い出に残るような製品を日本から発信することの重要性を感じながら、イベントは幕を閉じました。

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