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Honda Motorsports Thanks Fair 2017

2017年12月11日(月)~20日(水)

ウエルカムプラザ青山では、今シーズンHondaのモータースポーツ活動を応援してくださったファンの皆さまに感謝を込めて、「Honda Motorsports Thanks Fair 2017」を開催しました。

今回のイベントでは、二輪の国内レースにおいて3冠を達成した「CBR1000RR」「CRF450RW」「RTL300R」のチャンピオンマシンと、世界ツーリングカー選手権(World Touring Car Championship)において、シリーズランキング2位を獲得した「Honda Civic WTCC」を展示。さらには、今年の「Honda Racing THANKS DAY 2017」にも登場した、トロロッソホンダ仕様のカラーリングの「N-BOX Custom」とシリーズ世界生産累計1億台を記念した特別レースで使用されたレーシングチームのカラーリングを施した「Super Cub」を展示し、ファンの皆さまをお迎えしました。

12月16日(土)には、今シーズン活躍したライダー・ドライバーをお招きして、スペシャルトークショーを開催。モータースポーツの実況でおなじみのピエール北川さんが司会を務め、選手、会場の皆さまと一緒にトークショーを盛り上げてくれました。

トークショーは2部構成で開催。まずは二輪ライダーが登場。全日本ロードレースJSB1000クラスチャンピオンの高橋巧選手、全日本モトクロスIA1クラスチャンピオンの山本鯨選手、そして全日本トライアル5連覇を達成した小川友幸選手という、全日本を制した3人が集い、スペシャルなトークショーを行いました。

最初の話題はシーズンの振り返り。序盤にケガをしてしまった小川選手は「今シーズンは終わってしまったという感覚でした」と、その時の気持ちを吐露。ただ10年以上競っているライバルの存在が自分を高めるモチベーションにつながったと話してくれました。山本選手は最高峰のクラスでチャンピオンになった重みをすごく感じているとのこと。「大きなプレッシャーがあった中でも、強い気持ちで妥協を許さずに積み重ねた結果です」と3年間ヨーロッパで戦って得た精神力について話してくれました。高橋選手は自身でテストを重ねてきた新型マシンでの挑戦で「いい意味でプレッシャーをかけられ、自分自身を追い込めました」と、タイトル獲得への心境を語ってくれました。

また、3人とも一番はファンの皆さまの応援が力になったとのこと。自身のチームフラッグなどが振られ応援されていると「気持ちが高まるので、とても感謝しています」と今シーズンも熱い応援をしてくださったファンに向けてコメントしてくれました。また、3つのカテゴリーのチャンピオンが集まったトークショーならではの話も。特に、普段トライアルという自分自身との戦いをしている小川選手は、ライバルと接近して戦うモトクロスや時速300kmで走るロードレースの世界も気になるとのことでした。

最後に、チャンピオンとなった3人に次なる目標をうかがいました。高橋選手は今年スーパーバイクに参戦した経験から改めて世界にチャレンジしたいという気持ちが強くなったこと。そして「子供の頃からの目標であるMotoGPは引退するまで変わらないです」と世界挑戦への意気込みを、山本選手からは「一番近い目標はタイトル防衛ですが、全日本のタイトルを獲り、今までと違う立場になったので、モータースポーツの普及や若手の育成にも力を入れたいです」と新たなチャレンジについて聞くことができました。最後に小川選手から「前人未踏の6連覇を達成します!!」と決意を語っていただき、大きな拍手とともに二輪トークショーは終了しました。

続いて、四輪トークショーを開催。ゲストは、世界ツーリングカー選手権(WTCC)にフル参戦しマカオGPで表彰台を獲得した道上龍選手と、SUPER GTに参戦しWTCC解説も務める武藤英紀選手。普段から仲のいい2人の軽快なトークで会場を盛り上げてくれました。

今年44歳になる道上選手の世界選手権への挑戦については、会場の皆さまも興味津々。これまで国内で戦っていた道上選手は「周りのレベルが高くて驚いた」と心境を語ってくれました。特にFFマシンでの低速コーナーの走り方、そしてWTCCならではの縁石の使い方はとても勉強になったとのこと。武藤選手も何度か現地でレースを観て「国内には無い事ばかり、勉強になることが多かった」と世界の走りを肌で感じたそうです。

そんな現地にも訪れた武藤選手から道上選手のチームの様子について「みんな龍さんを助けるために動いていて、雰囲気が良かった」と感じたこと。また、トラブルが続いたときは自らチームに意見を言うなど、道上選手よりも熱くなってしまったこともあるなど、シーズン中の秘話についてもお話ししてくださいました。道上選手からも「英紀がいると安心しますね」と、2人の信頼関係が分かる場面も。武藤選手が「実はチームの一員になれたようで、ちょっとうれしかった」とコメントするなど、2人のトークで会場は大盛り上がりでした。

今シーズン道上選手がCIVICで参戦したTCRシリーズの話題にも話がおよび、WTCCのマシンよりも、さらに市販車に近い車両で戦うTCRは、参加しやすく、さまざまなメーカーが参戦し、道上選手も「今後盛り上がっていくカテゴリー」と注目しているとのこと。来年からは新型CIVIC TYPE RもTCR仕様で登場する予定と、カテゴリーについて分かりやすく紹介してくださいました。

最後に、武藤選手から「44歳で世界に挑戦する背中をみせていただいているので、自分にもまだまだ可能性があるなと感じています。もっとチャレンジしていきます」と意気込みを語っていただき、道上選手からは「世界のすごい選手をみてきて、若いドライバーにもどんどん世界に挑戦してほしいと思いました。自分もまだまだチャレンジして、その経験を日本レース界に伝えていきたいと思っています」と、今後の目標を語っていただきました。

また、それぞれのトークショーの間には、プレゼント抽選会も開催しました。参加してくださった選手がキャップやチームシャツなどのグッズを用意。当選者の方にはその場でサインを入れ、プレゼントしてくださいました。他にもたくさんの豪華景品を用意。多くの方に、今シーズンの応援への感謝を込めたプレゼントをお渡しすることができました。


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