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INDY500 ヴィクトリーファンミーティング

2017年6月14日(水) 18:30~20:00

第101回インディアナポリス500(以下、INDY500)で日本人ドライバー初制覇の偉業を達成した、Andretti Autosport(アンドレッティ・オートスポーツ)の佐藤琢磨選手が緊急帰国し、ウエルカムプラザ青山でファンイベントを開催しました。

館内ではこのイベントを盛り上げるため、インディカー・シリーズ参戦後の佐藤選手の歴代レーシングスーツやヘルメット、INDY500優勝時の牛乳瓶、日本では初めてとなる17年モデルの最新INDYエンジン(展示モデル)などを展示。そして、“ありがとう”と書かれた大パネルや、ファンからたくさんのメッセージが寄せられたフラッグなどが飾られました。

今回のイベント内容は、トークショーと抽選会。18:30になり、モニターにあの栄光をつかみとったラスト6周のシーンが映し出されると、まだまだレースの余韻が残っているファンから大歓声が上がりました。そして、チェッカーを受けたシーンが終わると、ついに佐藤選手が登場! 大きな拍手と歓声の中、いよいよイベントがスタートしました。

トークショーの司会は、GAORAインディカー・シリーズ中継の実況アナウンサーの村田晴郎さん。インディカーをよく知る村田さんが佐藤選手とイベントを盛り上げてくれました。

INDY500を制覇したときの心境を質問されると、「チーム、スポンサー、そしてファンの皆さまが信じてくれたから、勝つことができた。感謝の気持ちしかないです」と話してくれ、会場からはそれに応えるように、また大きな拍手が上がりました。

決勝レース振り返りのVTRでは、レース中は冷静に戦術を考えていたと解説。ただ、ファイナルラップでホワイトフラッグを見たときは、「体が震えた」と振り返っていました。ファイナルラップ走行中は「チェッカーがあんなに近くて、遠かったことはない。すごく時間がかかるように感じた」とのことで、チェッカーを受けたときは、感情が爆発して、言葉にならなかったそうです。

2011年に起こった東日本大震災についても触れ、震災直後はレースをやめようと思っていたと告白。それでも「自分のレース活動を応援してくれる方たちのためにも、レースを続けるしかない。自分はレーシングドライバーだから、レースで活躍して日本を元気づけたいと思った」と当時の心境を話してくれました。

夢を信じ続けて、その夢を叶えた佐藤選手は、モータースポーツを通して夢に挑戦し続けることの大切さを届けたいと語り、「自分はまだまだ残っている夢に向けて挑戦を続けます」と意気込みを伝え、大きな拍手とともにトークショーは終了しました。

トークショーのあとには、プレゼント抽選会を開催。今回は、佐藤選手のINDY500優勝記念の写真パネル、キャップ、そして非売品であるAndretti Autosportのチームシャツとスペシャルな内容に!! 見事当選した方には、それぞれに佐藤選手がその場でサインを入れ、プレゼントされました。

また、佐藤選手にもサプライズが。応援してくれたファンの皆さまからのメッセージが書かれた応援フラッグが、会場からの“ありがとう”の声とともにプレゼントされました。渡してくれたのは、5歳の男の子。佐藤選手からも「本当にありがとう」と、改めてファンへの感謝が伝えられ、大きな歓声と拍手の中、イベントは幕を閉じました。

※下の画像をクリックすると拡大表示されます。 画像拡大後、右クリック「画像を保存」で今回撮影した記念写真をダウンロードしていただけます。