N-ONE

  • RS~小柄な英国紳士姿のアスリート~

  • 車種N-ONE
  • タイプ/グレードRS
  • ニックネーム246_RS40代男性石川県
    2022年1月21日投稿
  • クルマのご購入を考えたきっかけ

    N-ONE購入前は、6年ほどLA400型D社の○OPEN Robeに乗っていました。ディーラーのデモカー的な試乗車が売りに出されていたもので、ナビゲーションシステムや各種ガーニッシュなど、はじめからオプションパーツがてんこ盛りという状態で、新車よりも格段に安く手に入れることができました。車で走ることの楽しさ、狭くても魅力的なコクピット、オープンドライブの何物にも得難い快感、車で旅をすることの楽しさ、愛車とともに風景を撮影するという新たな趣味、自分なりのカスタマイズの楽しさ、オーナーさん同士の交流など、何もかもが素晴らしくて、お気に入りでした。このまま、最後の最後まで乗り続けるつもりでいました。
    一方、父は中型SUV(S社 ○V)、母は全長が軽自動車よりも短い稀有なスタイルの1000ccコンパクトカー(T社 ○Q)に乗っていて、一人一台車を所有する我が家でしたが、定年を迎え年金生活に入る両親と同居する兼ね合い上、車の経費にかかる出費を減らそうと、所有台数を減らすことになりました。
    父も車をサイズダウンすることにし、平日出勤の通勤時に車を使わない私は、時々買い物などにしか使わない母とで1台の軽自動車を共有しようと、家族会議をして決めました。
    ○OPENは軽オープンスポーツという個性の強い車なので、今後希少価値も上がるだろうし、両親や友達などからも「いい車だね」とほめられましたし、これからも乗り続けたいと思っていましたが、たくさんの買い物の荷物は載りませんし、母と共有しようにも、腰の悪い母にとっては乗り降りがしにくいのと、不慣れなマニュアルトランスミッション仕様ということで、残すのを断念。しかし、そこそこよい価格を提示してもらえたことで、「次の車は、維持費を含めて軽自動車なら新車が狙えるかな?」と思い、売却を決断。さまざまな車のカタログを集めて検討を始めました。

  • ご購入までのエピソード・ストーリー

    私は、損害保険会社で働いており、カーディーラーさんと営業上のつながりがあります。
    ある日、よくお会いする自動車営業担当の方から「もし○OPENがダメになったとしたら、今新車で欲しい車ってある?」と訊かれ、価格関係なく列挙するならばスポーツカーが欲しいですが、現実は難しいです、と答えたところ、教えてくださったのがN-ONE、それもスポーツグレードのRSでした。
    「軽自動車なのに6速MT載ってるんだよ。走って楽しい車だと思うな!」と言って、Honda公式のWeb Movieを見せてくれました。サーキットを疾走するプレミアムイエローのN-ONE RS。「かっこいい!」と見惚れてしまい、まずはディーラーに見に行ってみることにしました。
    試乗車はMOVIEで見たのと同じRS。試乗前に室内を確認しましたが、大人4人がゆったり乗れる広さ、腰を落とさずすっと乗れる座面高はそのままに、セパレート形状でホールド感もあるフロントシート、トランクやフルフラットになる後部座席などの、収納スペースの使い勝手などがとてもよいと思いました。
    そして走り出した瞬間「はい正解!」と心で叫んでしまいました。何度「とってもイイ!」と言ったかわかりません。軽自動車とは思えない上質な乗り心地、安定感、きびきびかつしっとりした旋回性、加減速が楽しいミッション、いつまでも走り続けていたくなる楽しさがありました。
    MT車に乗れない母と共有のため、CVT車にすることが決まっていましたが、操作感や走りは別のディーラーでPremium Tourerを試乗させてもらって体感しました。スタッドレスタイヤをはいていたのではっきりした差は体感しにくかったのですが、やはり走りを取るならRSだなと思いました。
    すっと乗れる運転席・CVT車・フラつきやすくないちょうどいい全高、長さが短いスペースに収まる全長という点をクリアしていたので、あとは予算と相談した上で決めていいよ、と母からOKをもらいました。
    カラーは○OPENの色だったオレンジがいいとも思いましたが、「他の人が選ばなさそうな上質感ある色」「おとなしいシックな雰囲気のわりにきびきびと走る、さながら○INI Cooperのような感じ」ということで、ブリティッシュグリーンを選びました。ホワイトのルーフカラーに合わせ、オリンピックナンバーを取得することも決めました。

  • 何が購入の決め手になりましたか?

    「比較対象車」
    ・S社 ○LTO WORKS:走りは楽しいし安価だけれど、全高が低すぎるのでパス。
    ・D社 ○AST SPORT:○OPENの足回りを意識して作られていて走りはいいのですが、現在新車では買えず、中古車にもいい車両がなかなかありませんでした。
    ・D社 ○AFT:安さと装備が魅力でパワフルな走りでしたが、腰高感があり、きびきびとした走り、とは言えませんでした(時を同じくして○AFTは父が買いました!)
    ・N-WGN Customとも比べましたが、スタイルも走りに振るならも絶対N-ONEがいい!という気持ちは変わりませんでした。
    ただ車両本体価格と登録費用だけでかなりの金額。ここからオプション品を入れたらさらに高額になってしまいます。そこで、ナビゲーションシステムやETCは装着せず、フロアマットもスタンダードタイプにするなど、削れるものは削りました。2020年秋にデビューしたばかりにもかかわらず納得のいく金額を出していただきました。一番の決定打はこれですね。
    もともとスポーツグレードが好きな私が、最初にお金を出して買ったマイカーはT社の○itz RSでした。引き締められた足回りとトルクフルなエンジンはとにかく走っていて楽しかったですし、そこそこ荷物も載せられるコンパクトハッチバックでした。ですから「RS」というグレードには響くモノ・通じるモノがあったとも言えます(T社のRSは「Runabout Sports」、HondaのRSは「Road Sailing」で、意味合いが若干違いますが)。CVTをセッティングがRS専用になっていることや、Gメーターやブースト計(CITY TURBOについていたもののオマージュでしょう)がついているなど、走り好きだからこそ所有欲を掻き立ててくれる専用装備が多かったのも決め手です。
    共有する母も、スタイリングのよさとHonda SEISNINGの充実さが大きな決め手となりました。「あとしばらくしたら免許返納って歳になるけれど、先進装備がこんなについていたら安心だわ」と言っています。最初に乗った車が初代CIVIC、少し前にはJB1型LIFEに12年間も乗っていたこともあり、Honda車には何かと縁があったことも大きいです。

  • 同じクルマを購入検討している方へのアドバイス

    カーボンニュートラルが叫ばれる世の中、私自身純ガソリンエンジン車が新車で買えるのはこれが最後かもしれない、という時代にあって、これだけ走りが楽しく、人や荷物をのせることを犠牲にしていない上質なスポーツ軽自動車は他にないと思います。値段の高さが若干ネックで、N-WGNのトップグレードより30万近くも高いのですが、排気量が660cc+軽自動車のボディサイズながら、走りや中身の作りこみ・質感は、800~1000ccの普通自動車と変わらないと断言できます。S660が「ミニNSX」と言われるほどの、走りに特化したこだわり満載のプレミアムスポーツ軽なら、N-ONEはラグジュアリーかつ上質な走りの高級軽自動車と思っていただければいいと思います。遠出をすることもある方なら、ターボ車であるRSかPremium Tourerを選ばれることをお勧めします。実際2021年秋、300km超の遠出の旅をしましたが、○OPENとN-ONEとでは疲労感が全然違いました。ストレスなく楽しくロングドライブができます。もちろん、走るのが好きな方にはRSがおすすめです。MTが理想ですが、クラッチ操作のわずらわしさから解放されるという意味ではCVTでも思い切りスポーツドライビングが楽しめます。
    唯一の弱点はドライビングポジションです。ステアリングにチルト機構はありますが、テレスコピック機能がないので、私の場合、腕に合わせてシートを調整すると、膝とステアリングとの間がとても狭くなってしまいます。
    また、ナビゲーションシステムがいらないとのことでGathersのワンセグ付きオーディオを選択したのですが、サウンドイコライザーの調整幅が狭く、あまりいい音質のものではないので、音にこだわる方はスピーカーを替えるか、サウンドイコライザーの調整がたくさんできるオーディオシステム・ナビゲーションシステムを入れてください。
    あと、RSグレードのマットブラック塗装のアルミホイールは、ブレーキダストなどの汚れが付着すると取れにくく、デザイン上洗浄がしにくいので、小さなブラシでこまめに洗ってあげましょう。
    いろいろ書いてきましたが、総じて走りが楽しい車であることに異論はありません。RSグレードの開発スタッフは○OPENの走りも参考になさったと聞いています。走りの上質さと爽快感はこの車ならではです!

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