憧れの車
- くろくまさん (40代/宮城県)
- (AP1)
2014年7月23日の投稿
S2000発売当初、雑誌でその姿を一目見て胸の高鳴りを覚えました。
当時の愛車スポーツシビックで近くの販売店をすぐに訪問し、展示を控えて店の裏で佇むS2000を目の当たりにして恋してしまった私は当時学生でした。
S2000という車は、それからはもうずっと私の憧れであり、片思いの対象であり続けました。
ただ、このリアルオープンスポーツは、それを所有する者に様々な覚悟を求める特別な存在でした。
少なくとも私にとってはそうでした。
経済的なことを含めて、色々な事情から購入には至らず、やがて生産終了を迎えた時、僕はこの車のオーナーにはなれないことを静かに確信し、受け入れてもいました。
そんな中、今年出会いから15年を経て、巡り合わせによって中古ながらS2000購入に踏み切る機会が僕に訪れました。
購入から数ヶ月経ちましたが、15年にわたる長い片思いの時間のためか、所有の実感というよりは、いまだに乗せてもらっているという心地がしています。
S2000を運転する時、僕は、ひたすらに運転することの喜びを感じます。
15年前の出会いからつながっている今の幸せを思います。
S2000は間違いなく単なる機械以上の素晴らしい何かです。