OWNER'S  REPORT

nonki さん

(50代/男性/島根県)
2012年7月31日 投稿


車種名:レジェンド
タイプ/グレード:
購入年度:2004
[総合評価]
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レジェンドレジェンド
テーマ1 外観
デザインは、マイナーチェンジ前のほうがデザインに一貫性を感じ、私は好きだ。そして、フラッシュサーフェイスのサイドビューが美しいので、愛煙家ながらあえてドアバイザーは付けなかった。ボディーカラーは、小さく見える色にしようと思い、レイクショアシルバー・メタリックを選択したが、これが最高で、陽光によって色が変化し、とくに夕暮れ時の色合いは惚れ惚れする。このカラーがなくなったのはさびしい。
テーマ2 走行性能
発売直後にオーダーし、7年半を経過した現在、20万キロを超えているが(これまで、初代レジェンド126,000キロ、初代レジェンドターボ198,000キロ、インスパイア165,000キロ)、これだけ走り続けたというのはやはり走行性能には満足しているということだろう。とくに、加速した時にスーと出ていくときの乗り心地は素晴らしいく、同乗者からの感動の声を何度か聞いた。それは、オーナーとして嬉しく誇らしい。

もっとも、サスペンションは、ノーマルサスがロールがやや大きくて好みではなかったので、1万5000キロ走行時に無限に換え、さらに、それから3万キロ走ったところで、ホンダアクセスのスポーツサスに換え、現在2セット目になる。このサスは、フロントのロール剛性が高くて、フラットで角のとれた乗り心地も好みだった。ブッシュから金属が除かれた2セット目は、タイヤとの相性もあるのか、やや無駄な上下動が感じられるようになった。

このSH-AWDは4輪にパワーがかかっている時の安定感は素晴らしい。また、コーナリングもクルマの大きさを全く感じさせずに、カーブの連続する国道54号線の山道を気持ちよく走ってくれた。少しフェイントをかけてコーナーに侵入するとSH-AWDの効果が倍増するように感じられた。

恐さを知らずに凍結した中国山脈の峠を走った時はSH-AWDに感謝した。滑りながらも、4輪が別々にトラクションを探りながらまっすぐ走ろうとしてくれる。アクセルを緩めるのではなく、積極的に踏んでやった方がこの機能を十分に発揮させるように感じた。

パワーはSH-AWDがパワーを喰うのか、思ったほどではなく、低速域はもう少し燃費を落としてでもパワー重視の設定にしてほしかったと思うが、スピードが乗ってくれば不足に感じることはない。それと、ATの変速タイミングは非常によく調整されたものだと思う。
テーマ3 燃費/経済性
長距離通勤が主体で、毎週、高速道が3分の2の片道260キロを往復する生活だったが、週末の給油時にはだいたいリッター11kmは超えている。さすがに街乗りだけだと6km/l程度だが、3500ccということを考えると悪くはないと思っている。それと、不思議と、燃費を気にせずにアクセルを踏み込んで走った方が燃費が良い。これは、不必要にエンジンブレーキが効かず、滑空のように走れる時間が長いせいかなと感じる。あまりブレーキを使わない運転だが、17万キロまで交換しないで乗れた。他の部品も耐久性が高いと感じた。
最後に、とうとうレジェンドも販売中止になったが、次の販売予告もなしとは何とも寂しいことである。もう大きなクルマはいらないので、アキュラのILXが、日本市場にアコードという名で登場すればいいと思っている。
ご購入される前にこのクルマにどんなイメージをお持ちでしたか?デザイン、性能等で期待されていたことを含め、お聞かせください。
過去にもレジェンドは乗ったことがあるので、Hondaの最上級車種として、プライドをかけて、持てる力をすべて注いで造られた車というイメージと期待があった。