私が幼い頃、小さいトラックが甲高い音で目の前を走り去り、いつまでもいつまでもそのサウンドが、夕焼け空に響いていたのが今だに脳裏に浮かびます。
その車がT360と知ったのは二十歳前、夢にも出てくる様にもなり躍起になって県外まで足を伸ばした事も…。
縁がありまして私の所に来てから約30年。私にとっては初めてのHonda車でもあり、あの頃のサウンドに包まれながら家内の嫁入り道具を運んだのは淡く、そして幸せな思い出です。
一枚目の写真は09年夏に息子と猪苗代湖への遠出をした時の一コマ、左側に小さく磐梯山が見えます。
二枚目はHonda Cars 福島 郡山川向店。営業担当S様のご厚意により、Honda初の四輪とHonda次世代への力と夢を託したインサイトとのツーショットの一コマです。
USER'S VOICE 事務局からのコメント
今にもエンジン音が聴こえてきそうな軽快な走りを想わせられるこの一枚のお写真。30年以上経った今でもピカピカに輝き、ノスタルジックとは無縁だと言わんばかりに、イキイキと頑張るT360の姿に、なんだかとても元気を与えられるような気がします。
人とともに働き、人とともに歩み生きている車。そんな言葉がぴったりとマッチするこの車だからでしょうか?次世代への夢を紡ぐインサイトと並んでも、なんの遜色もなく、逆に貫禄さえも感じさせられてしまうのは“流石”の一言。この素敵な車がいつまでも現役で、これからもあの時代のエンジン音を響かせながら、季節の色鮮やかな風景の中を走り続けて欲しい…そんな願いをこめて、2月のベストショット賞をお贈りいたします。