16年前と比べ、今は家族に最適な車を見つけるのは簡単かもしれません。当時はそうもいかず入園前の子供や両親たちと出かけるには心から納得できる車はありませんでした。どこか「パパ・ドライバー・操る」の部分がもの足りなく思っていました。
しかし、この車が現れると若い時に自由に車やオートバイを乗り回してきた私にはその流麗なスタイルと切れの良いコーナリング、鋭い吹け上がりのエンジンに虜になりました。そして3世代で遠出ができることが私らが長くこの車と付き合えた大きなポイントだったと思います。時にはカタログ数値以上の燃費を叩き出したり、同世代の他社がまだ対応できていないときに「優－低排出ガス」が星ふたつだったのも密かに優越感を感じたものでした。
私たちはこの車と笑い、歌い、3列シートを駆使し、そして車中で明日を祈る16年でした。様々な人たちと出会えましたがよいディーラーの皆さんに出会えたことは大変感謝しています。この車はほとんど故障することはありませんでした。
今年2月、そのディーラーで新しいフリード HYBRID EXを納車し、駐車場の片隅に停めてあるこの車に妻と2人で手を振って別れを告げたとき、「まるで微笑んでいるようね」とつぶやいた妻の言葉が忘れられません。新しく選んだフリード HYBRID EXもよい時が刻めますように。

・流麗なイメージが今も色あせないと思う。
他社にも似たようなイメージを追い求めているようだ。
・スムーズで力強いエンジンだと思う。同乗者にはあまり評判がよくなかったけど、操るのにこんなに楽しく感じたことはなかったと思う。

ストリームを買換えようとした時、「ジェイド」「シャトル」が候補にあがりましたが、面影を追うことは間違いと感じました。ストリームは強い個性の流れを創ったと感じています。