人は車に何を求めるのだろうか。私の場合、日常と非日常を求めたい。難しいことだがこれだけは譲れない。背の高い多人数乗車の大型車が好きな人は多いようだが、日本は道路も街の空間も狭く、あまり普段使いには向いていないと感じる。走りが良いと思うセダンも、ちょっと大きい物や長い物が積めないので、自分には日常生活が不便でならない。人と荷物を余裕でのせ、走りが良く、安全性、経済性、そしてスタイルまで良い車はジェイドが一番だった。パワーもターボがついているので実用面では問題ない。これ以上あれば、燃費低下や価格の高騰、あるいは宝の持ち腐れになるかも知れない。7速マニュアルシフトモードやパドルシフトがあるので普段と違う走りが楽しめるし、加速時のエンジン音は気持ちをかきたてるものがある。カーブを曲がるのも胸がすく。ロー＆ワイドで直進安定性が良く、遠乗りもあまり疲れなくなった。どんな車にも気になるところはある。制約の多い車で、これほどバランスのとれた車はないと思う。車を選ぶときは、感覚やカタログ値で選ぶこともあると思うが、車は飾り物やステータスではないし、能力を活かせなくてもだめだ。あくまで実用性だ。ジェイドは幻の名車になるだろう。普段使いよし、そして走りの良さが非日常の世界へ誘ってくれる。遠乗りが楽しい。車は楽しくなければだめだ。さて次はどこへ行こうかワクワクする。北アルプスの稜線に向かってゴー。

外観：シャープな顔と流れるようなフォルム。
内装/居住性：運転席のシンプルな画面や配置。遠乗りして腰が痛くならないシート。後席の乗り心地と5人乗りになって、シートの使い勝手が良くなったこと。
走行性：安定性、カーブの旋回性。
安全性：Honda SENSING装備で安全性良好。