32歳の時、年甲斐もなくスポーツカーに乗りたくなってDC2を購入しました。
当時、全くタイプRの存在を知らなかった私は、会社の後輩から偶然にタイプR（シビック・インテグラ）の話を聞き、物凄く興味を持ち、最寄りのホンダベルノ店を訪れ、インテグラ タイプRのカタログに目を奪われました。読み終えた時には購入を決めていた事を思い出します。曲がる・止まる・加速の次元が他のそれとは全く違う。タイプRのシートに包まれステアリング・シフトノブに手を伸ばすと、そこはいつも別世界でした。あっという間の20年、気が付けば331,906kmの走行距離。333,333kmの記念写真を夢見て維持管理を行って来ましたが、長年の凍結防止剤による影響が徐々に広範囲＆強く現れだして次の車検には通らない程。今日、お別れしました。今後も誰かのマシンとして生きていてくれると嬉しいのですが。本当に淋しいです。家族、皆から慕われていた“R”本当に有難う。

・外観：低く鋭いボディラインと、見て取れるコーナリング性能が高そうな車幅。チャンピオンシップホワイトに映える「紅いH」。
・内装：マシンとして丁度いいアナログ感の内装。疲れ知らずのレカロ社製バケットシート。後部座席を倒した時の、ビックリする程広い貨物スペース。
・走行性能：普通乗用車の域を上回る、マシンです。
・乗り心地：路面状況が手に取るように分る乗り心地は、決して固いだけの足回りではない。
・安全性能：全ての性能は高いボディ剛性が基。スポーツカーはいざという時の危機回避能力が高く、そういう意味では安全性能が高いと思っています。
・燃費：高速だけだと約16km/L程伸びた時が有ります。平均で約13km/L程でした。
・装備：雪道ではABSに何度助られたことやら。