1991年の発売当時、夢に出るほどほしくて飛びつき買いしてしまったビート。
以来26年、20代だった自分も50代となり、その間いい時もそうでない時もずっと傍らにいたビート。
あまりに馴染んでしまって、自分の一部みたいで手放したときのことを想像できない。
そんなことになった理由は、自分にとってこれ以上楽しい車がなかったから。そして、たぶんこれからも。
ずーっと乗っちゃうんだろうな。
でも葬式の時にカンオケには入れてもらえない。どうする?ってくだらないことを考えつつ、27年目へ。
うまい人もそうでない人も楽しく走れる車。
「そういうふうに作ったんだよ、ほんと楽しいでしょ!」と世に送り出した作り手の声が聞こえてくるかのよう。
また、いつも8千回転超まで回してリッターあたり16〜17キロ走ってしまう燃費性能も、現代のエコなエンジンとはちがう意味ですごい。10万キロ以上走った今も、何も衰えを感じないところも立派。
おまけに30年近く経っても色あせない、派手すぎないけどちゃんとスポーツカーなデザインも秀逸。
こんな車、もう出てこないんだろうなーと思いつつ、ニヤッとしながら乗ってます。