桜の花が散り果てるのに合わせるかのように先日、年に2回と決めているうちの今年最初の散髪に、アコードに乗って行ってきた。こどもの時から散髪が嫌いで、学生時代には2年間、一度も散髪しなかったときがあったが、よく親に叱られていたことを思い出している。元々軽い頭が一段と軽くなったが、この時期は春風を受けて、アコードの窓を開けて走行していると心地よく感じられるものの、髪が短くなったことから寒さが堪えるために窓は控えめに開けて走っている。アコードの場合、マニュアル車であるためにシフトチェンジの際、特にシフトダウンの時にはダブルクラッチを使うことから回転を合わせるための排気音が窓を開けているとよく聞こえてくるので、回転数を把握しやすく、マニュアル車にしかできないテクニックをアコードでは存分に駆使し、醍醐味を味わうことができるのである。しかしながら、回転数が合わないときがよくあり、ふかし過ぎたりして排気音だけがやたら大きくなって、恥ずかしい想いをすることがいまだによくある。加えて、この時期は花粉の飛散も多く、アコードの窓を開けていると、鼻水とくしゃみが止まらなくなったりすることもよくあるために、私の場合、本来アコードの窓を全開で自然の風を受けながら走行したいのはやまやまなのだが、人知れず意外にも敏感であるがために、アコードにも申し訳ないが10センチくらいしか窓は開けていないのである。今日もアコードの窓を控えめに開けて走行していたが、花粉が多く、マスクをしていたにも関わらず、くしゃみをし続けて帰宅して、アコードに呆れられていたのだった。そんなアコードも先週295,000kmを突破し、エンジンオイルも交換して、いよいよ300,000kmの大台へ向けてカウントダウンとなったが、私の老化現象もカウントダウンの状態であり、どちらが先に極めるかきわどい競り合い状態での戦いとなりそうである。