学生時代の友人が、7年乗った車をN-BOXの新車に買い替えて、3日前に納車されたばかりである。当然のことながら、快適のようであり、安全装備も万全で信頼でき、運転中に何が起きるかわからない老人にはもってこいの車であると、いたくお気に入りなのである。彼が私にも現在乗ってるアコードを、今のご時世に売れ行き好調な軽自動車に乗り換えるようにしつこく勧めてくるのである。しかしながら、年金生活者でもある私には資力がないため、新車に買い替えるなどできるはずもなく、今のアコードを私の足腰が弱るまで愛着を持ってこのまま乗り続ける旨伝えて、他の車に乗り換えることをきっぱりと断っている。私にとってアコードは最後の車になるだろうと信じており、アコードよりも私の身体のほうが先に動かなくなるのは目に見えているものの、少しでもアコードに負けまいとしてアコードのハンドルを握ることに喜びを感じながら、できることならあと10年はアコードも自分の身体も労わりつつ、安全運転に努め無事故無違反のまま頑張って乗り続けていきたいと切に願っている。アコードも健康も、いつまでもあると思ってはいけないが、寿命が訪れるまでは精一杯、現状を維持しながら少しでも長くアコードのハンドルを握っていたいと思うのが本音ではある。アコードとともに生き続けたいと願う私である。