早いもので、今年も残すところあと1か月半となったが、一雨ごとに冬に向かって寒くなるこの時期、アコードに乗って気分転換のために遠出がしたくなるのである。どこといって決めて出るのではなく、思いつくままアコードのハンドルを握って走ってるだけで、外の寒さを忘れて爽快な気分に浸れるのである。またこの時期、喪中ハガキが多く届くことから、どうしても気が滅入りがちであり、この年になると決して他人事ではなく、いずれ我が身という気持ちが特に強くなってきてしまうことから、その不安を払拭する意味も含め、また無駄な抵抗とも思えるが、まだまだ自分に若いと言い聞かせる浅はかな想いも加えて、アコードに救いを求めているのかもしれない愚かな私である。しかし、確かにアコードに乗って運転に集中しているときには、自分がまだ30代とは言わないまでもせめて40代、50代と勘違いしているような、まさしく若かりし頃の昔に帰っているような、そんな楽しく無邪気になれるひと時が味わえるのである。老化がすすみ、いつ何時どうなるのか、何が起こるのかわからない今の私とともに、万年青年のアコードは救世主としても常に寄り添いながら、高齢者の良き支援者として今後も長く歩み続けてくれるであろうと確信している。アコードに乗っているときだけは、私は自称万年青年になっているのである。