だんだん年を取るにつれて体力も落ち、運動機能も低下していくことは当然のことながら、並行して車の運転操作も自分が描いている走行状態と、実際の走行とが一致しない場合が生じてきてしまう。オートマ車ではあり得ないエンストがマニュアル車である愛車アコードでは起きてしまうし、バックでの車庫入れも一回で決まらないこともしばしばで、決してアコードが原因ではないのだが、私の身勝手な性格から未だに下手な運転技術を棚に上げて、ついアコードのせいにしてしまいがちなのである。しかしながら、アコードはこんな未熟な運転でも、私を常にサポートしてくれて、いつも快適な走行状態でもってドライバーが気持ちよくハンドルを握って、安全運転に集中できるよう桁外れの包容力と忍耐力で気長に上達への試練を与えてくれている。私はアコードのやさしさに甘えることなく、今後ますます加速する老化と闘いながら、可能な限りマニュアル車を操縦する楽しさを味わいつつ、無事故無違反を目標に安全運転を心がけていきたいと願っている。