今年も残すところあとわずかとなったが、毎年のことながら慌ただしい年末を迎えていて、アコードもこの時期いつもに増して出番が多く大活躍である。今週末には大阪へ、また来週は奈良へと1泊2日のツアーが控えており、双方乗り切ればアコードにもようやく一段落の小休止が待っている。まだ半月残している今、今年1年を締めくくるのは早すぎるが、アコードの一年を振り返れば夏場の休養期間もあって「蘇」の一文字がふさわしい漢字となるであろう。人生になぞれば車にだっていい年もあれば悪い年もあるのは当たり前で、長年愛用していれば山あり谷ありの起伏が大きく、また明確になっていく可能性もあるだろう。おかげでアコードは夏にトランスミッションとエアコンが復調しており、見事に新車の感覚に蘇ったことから、11年目の来年はさらに絶好調の走りでひとまず25万kmを目指し、さらなる高次元への境地に向けて、ただひたすら走り続けていくことだろう。アコードの求める桃源郷はあてもなく果てしもない辿り着けない未知の先にあるように思えるが、実は日々走行している身近なルートに存在しているものの、気が付かないだけでアコードとともに歩む道そのものが目指している場所としての答えなのである。