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アコード ワゴン
つまりはこれからもどうか…
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つまりはこれからもどうか…

アコード ワゴン 
ここあまろんかかお
20代/男性/長野県 2018年9月12日投稿

思えばかなり長い付き合いとなる我が家のアコード ワゴン、流石に歳なのかいろいろと不具合が出てきました。キリッとしたライトもくすみ、所々傷みが出てきた。そんな頑張り屋さんのアコードを見る度に、私はどこかせつなく感じるようになりました。
「私の手でしっかりと治してあげたい。」
いつしかそれが整備士を目指す理由となりました。
必死に専門学校で勉強して、必死になって取得した整備士免許。それを握りしめ、念願叶って地元のHonda Carsに就職し、いざ整備士となった私はアコードを治せるという希望に満ち溢れていました。
ですが、自分が思っていた以上に整備士という仕事は辛く厳しいものでした。
毎日必死になって働いても、必死になって考えても、必死になって行動しても、結局行きつく先は失敗の連続。
「もう整備士なんて辞めたい。」
そう思う日が暫く続き、精神的に疲れ切っていたある日、久し振りにアコードを運転する機会がありました。こんなボロを運転しても悲しくなるだけという気持ちが先走りましたが、エンジンをかけた瞬間そんな気持ちは吹き飛びました。元気な声を響かせながら、私をどこまでも連れて行ってくれるような気がしました。
「まだまだ私は、走り足りない!」
身体の芯まで響きわたる歌声は私にそう訴えかけてきているように思えました。そして私は思い出しました、私の整備士としての夢を。そして来たるアコードの車検。私の持てる全ての技術をアコードに注ぎ込みました。他の人にとっては大した整備内容ではなかったかもしれませんが、私の技量ではとても及ばず、かなり長い間入院させることになってしまいました。
車検から戻ったアコードは走りに張りが出て、まるで昔に戻ったかのようでした。
「お帰り、アコード ワゴン。」久し振りに帰ってきた我が家にアコードは少し嬉しそうな顔を見せました。
今回の仕事では職場の先輩や上司にかなり迷惑をかけてしまいましたが、私が整備士として続けて行くために必要な大切なモノを見つけられた気がします。やっぱり私はアコードが大好き、勿論今の愛車のライフも大好き、つまりはクルマが大好きってことです。だから私が工具を手放すその日まで、ずっとそばに居て下さい。

毎朝見る度に惚れ直す見た目、大人びていてどこかヤンチャな内装、いつまでも身を委ねていたくなる乗り心地、そして心に響くエンジンサウンド、やっぱり「最高。」の一言に尽きます。

総合評価

★★★★★

お気に入りポイント

  • 外観
  • 内装/居住性
  • 走行性能
  • 乗り心地
  • 安全性能
  • 燃費/経済性
  • 装備/オプション

投稿内容は、お客様個人の感想であり、
弊社製品の性能、機能を保証するものではありません。

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