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CR目インサイト科(NSX亜科

杣夫の末裔さん (30代/愛媛県)
(ZE1/5MT)
2011年5月28日の投稿

4月に花をテーマに写真を撮ったので投稿(以下のコメントは花には全く関係なし)。

この車に乗り始めてから、車両が軽いのは正義(=車軽けりゃ七難隠す)という事を確信した。何処の第三世代型ハイブリッドカーを持って来ようが、実燃費及び軽快なドライブフィールでこの車に勝るものは無い。

しかし、不思議な車である。デフギアが入っている訳でなく、リアサスはトーイン特性で、私のような馬鹿が振り回さない限り弱アンダーなのに、やたら曲がる。この辺りはCR一族の血統を継いでいると言えるだろう。あまり大きな声で言ったら怒られそうだが、エコタイヤなのに峠下り限定でSやRに肉薄するような走りが出来る。

少し言葉が悪いかも知れないが、この車両にはHondaエンジニアの方々の、情熱を通り越した狂気めいた物が込められている様に感じる。NSXのラインがあったから世に出た車だと思うが、アルミの溶接部分やボディの空力処理、エンジンの中身を吟味すると、「此処までやるか!?」という部分が多い。尤も、そのおかげで10年経っても一級の性能である訳だが。

造り手の意思がブレずに真っ直ぐ込められた車は、時を経ても陳腐化しない。この車もそうした一台だと思う。

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