インサイトパレード
- ボーダリームさん (50代/埼玉県)
- LS
2009年11月1日の投稿
今や、完全に産業道路と化した東名高速は、時計の針が午前二時を回ろうとしているのに、トラックの群れは後を絶たない。
この遅い群れ達を軽やかに後方へと追いやる一台のクーペ。時折、ヘッドライトに映し出されるボディカラーはバイオレットだ。
下品になりがちなこの種の色を、上品に、しかも高級感さえ醸し出しているのは、この車がただものでは無い事を物語る。
高精度なCVTが瞬時にベストレシオを提供するのであろ。その、追越のスムーズさには眼を見張るものがある。
Hondaサウンドと呼ぶには、高回転域で少々ガサツ過ぎるエキゾーストノートの中に、時折聞取れるターボとは又違った高周波音は、モーターがアシストしている事の証だ。
伊勢湾道に差掛る頃、あたりはようやく闇から解放され始め、朝靄を切裂く様に疾走するインサイトは、鈴鹿を目指す。
朝日にバイオレットカラーを一際輝かせたクーペボディは、やがてモータースポーツゲートから鈴鹿サーキットへと吸込まれて行った。
私達も行って来ました。Enjoy Hondaインサイトパレード。
走行距離480km、メーター燃費24km/l。納車以来満タン法でも20km/lを割る事が無い。
カタログ燃費と実燃費に大袈裟な違いが無いのは正直物のHondaの常だ。
24日は北は宇都宮、南は大分ナンバーの方がいらしたが、総勢60台弱、皆、少しずつ装備が違う個性ある集団が、ここ鈴鹿の地に里帰りしたのであります。
マイカーを持つ事が夢である時代に、こんな凄いサーキットを造ってしまったHondaの先進性は、今なお、輝き続けている。
沢山の名車、沢山の名ドライバー達を育て上げて来た鈴鹿サーキットを、自分のインサイトで走る事ができた事は夢のような出来事でした。
この企画と、このチャンスを与えて下さったHondaの皆様に感謝!!