投稿タイトル:「運転席に溢れる幸福感」 |
ぎょうざさん 30代 (茨城県在住)
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<2007年3月15日の投稿> |
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第一印象は、とにかくかっこいい。旧型ストリームを中古で購入しようと思っていたが、新型を見たらスタイルのあまりの違いに愕然とし、どうしても新型が欲しくなってしまった。
特にフロントのデザインがすばらしい(リアもあと一歩精悍なデザインにしてほしかった)。丸っこい車ばかりの現在、このスタイルのミニバンには脱帽だ。燃費がある程度よくて、人やモノを多く乗せられて、そしてかっこいいという、まさに理想の車に出会えた気分。
RSZのエンブレムやアルミホイールは見るたびに小さな興奮を呼び起こす。パドルシフトが付いているのも、さらに気分を高揚させる。峠を攻めたいわけではないけど、日常でも走りが楽しいので、車に乗る楽しみが一つ増えた感じだ。 |
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車内は広い。特に運転席はとても広く、非常に快適。髪の毛が天井に触れることがなく、大分余裕がある。
シートは腰の部分を押してくれる形状で、固めなのが良い。セダンのようにお尻が深く沈むことがなく姿勢が楽なので長時間の運転でも疲れにくい。また目線が高く気分がいい。ただ、ヘッドレストが前後に動かず、頭が少し前に押されるのはちょっと残念。
ハンドルやメーター類もスポーティで非常にかっこいい。夜ライトを付けるとブルーの照明がつくのもGood。
黒色の内装はイメージにぴったりで、意外に清潔感もある。
2列目も中々広いが、3列目はあまり広くなく、僕が座ると髪の毛が天井に触れる(小柄な妻は楽に座れる)。現在は3列目を倒して荷台にし、2列目を一番後ろに下げている。そうすると、1列目と2列目は非常に広くゆったり座れて快適で、荷物スペースも広々だ。運転シートの位置調整や、3列目シートの格納・引き出しも簡単だ。 |
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アクセルをぐぅっと踏むと、それに対応してぐぅっと加速していく。快感!1.8Lとはとても思えない加速感。約5年前の3Lセダンと比べてもそれほど大きな差はないように感じる。
さらにパドルシフトを使うと、自分の意図したところまで回転を上げていくことができる。信号からのスタートダッシュで、隣の車より大分前に出ることもできる。
エンジン音がフロントから聞こえてきて、さらに気持ちが高揚する。バイクのフィーリングに近いものを感じる。バイクメーカーの先駆けHondaならではか。
ブレーキングもハンドリングも軽快。試乗の際、ハンドルの切り始めが少し重いと感じたがすぐに慣れ、しっかりした手応えと感じるようになった。ハンドルは、これまで乗っていたワンボックスに比べると一回り小さい。ある程度小回りは利くが、Uターン時のために、もう少しハンドルの切れ角を大きくしてほしかった。
RSZではサスが硬すぎて乗り心地が悪いのではないかと心配したが、乗り心地はソフトでとても快適(ただ、2列目に座ると路面からの衝撃が少し伝わってくる)。
燃費も購入の際の重要ポイントだった。カタログ燃費は14.6km/Lだが、約300km走行(高速道路での往復と街中のチョイ乗り)したこれまでの平均で燃費計の表示(以下、同様)は12.5km/L。高速道路での定速走行では約12.5km/L〜約17.5km/Lだった。市街地で約2kmの道のりを朝と夕方に往復するような乗り方だと燃費は8.5km/Lと大分落ちるが、これはしょうがないでしょう。
旧型ストリームで、マニュアルモードを使うとオートモードよりも燃費が落ちるという報告が個人サイトであるが、新型RSZでどうなのかは分からない。
試乗の際には、「どのくらい走れるか」ということに注目していたが、納車されてみると、ECOランプや燃費計が気になって(というか楽しくて)、燃費を気にした走りをしている。そうすると実際に燃費もいいし、それでも十分交通の流れにのれ、エンジン音も静かでとても快適。高級車の雰囲気たっぷりだ。
16年前のワンボックスから乗り替えた私には「未来カー」に乗っているような気分だ。乗ってよし、乗せてよし。運転席に幸福感が溢れている。 |
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