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エクステリアは“フルモデルチェンジ級”の大変身2.4リットルエンジンの追加で走行性能も一段とアップ
 
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環境性能にも優れ、力強くスムーズな走行性能を実現したという2.4リットル DOHC i-VTECエンジンを搭載した、上級グレード「24L」
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スタイリッシュな「スパーダ」は、2リットルエンジンを搭載した「S」と、2.4リットルエンジンを搭載した「24T」をラインアップ
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スパーダのフロントグリルはメッシュタイプ。ヘッドライト内部も専用色(クローム)となり、スポーティな印象
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リアまわりでは専用色コンビネーションランプや、ブラックのテールゲートガーニッシュなどがスパーダの専用品
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標準仕様、スパーダに関わらず、タイヤは2リットルモデルが195/65R15、2.4リットルモデルは205/55R16となる(4WDを除く)
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直4気筒2.4リットル DOHC i-VTECエンジンは119kW(162ps)/220N・m(22.4kg・m)を発生。レギュラーガソリン仕様で経済性も◎
 見た瞬間に「ホントにマイナーチェンジ?」と疑ってしまった。フロントまわりはヘッドランプとグリルが横長になり、ワイド感を強調するとともに、グッと精悍な顔付きに。リアはテールレンズ自体の形状が変更され、クリア化。と、独特のボクシーなフォルムにらしさは残るが、フルモデルチェンジかと思ってしまうくらい、全体の雰囲気がガラリと変わり、一段と質感がアップしている。人それぞれ好みはあると思うが、このモディファイは個人的には、かなりの好印象。

 そして今回の一番のニュースといえるのが、2.4リットルエンジンの投入。K24A型というこのユニットは、すでにアコードセダン/ワゴンに搭載されているものと同じだが、専用チューンが施されている。最高出力と最大トルクは119kW(162ps)/220N・m(22.4kg・m)と、数値だけを見れば従来の2リットルエンジン(118kW(160ps)/191N・m(19.5kg・m))との差はごく僅か。しかし、それぞれの発生回転数が500rpm程度低く、いわゆる“扱いやすさ”という点で大きなアドバンテージを持っているのが特長。さらに、走りの性能を追求しながらも、国土交通省「超−低排出ガス」認定を取得するとともに、平成22年燃費基準にも適合するなど、高い環境性能も確保。また、2.4リットルモデルに燃費などの走行性能の面で4速ATよりも有利な5速ATが、新たに採用されたことも大きなトピックのひとつ。

 実際に2リットルと2.4リットルモデルを乗り比べてみたが、両モデルともに市街地走行ではアクセルに対してのレスポンスが良く、想像以上に俊敏。特に2.4リットルモデルは、高速道路での追い越し時の“力強さ”が際立っていた。しかし、かといって2リットルモデルが非力かといえば、そんなことはまったくない。タウンユースはもちろん、高速巡航でも必要にして十分すぎるほどのパワーを持っているし、なにより走りに“軽快感”がある。燃費に関しては、2.4リットルモデルもかなり優秀(11.2km/l(10・15モード走行))だが、やはり排気量の差で2リットル(13.0km/l(10・15モード走行))の方に軍配が上がる。どちらも捨てがたい魅力を持っているのだが、あえていうなら、経済性を第一に考える人は2リットル、さらに余裕のある走りを求める人、例えばフル乗車で運転する機会が多いオーナーは、2.4リットルモデルをそれぞれオススメしておきたい。

 2.4リットルモデルには専用サスペンションと、2リットルモデル(195/65R15)より太いタイヤ(205/55R16)を与えられているが、タイヤサイズによる乗り心地の差は極めて少ない。どちらも市街地などの低速走行時は、(クルマのキャラクターを考えると)ちょっと硬いかな、というのが正直な印象。といっても、イヤな突き上げがあるわけじゃない。ダンパーの動きがとてもスムーズで、路面の凹凸を「タン、タン」とまるで軽快にいなしていく、そんな“快適な硬さ”とでも表現すればわかってもらえるかな。高速走行時はこの硬さが安定感を生み出し、フラットな乗り心地をも提供してくれる。セダンなどに比べ、全高が高く、かつ運転席の着座位置も高いという、走りに関しては少々不安要素を持つミニバンに、このシッカリしたアシはなんとも頼もしい。

 もちろん、このシッカリしたアシが機能するのも、シッカリしたボディがあるからこそ。広いキャビンを持つがゆえに、ボディ剛性の面で他のクルマよりも不利になりがちなミニバンの中で、この剛性感はトップクラスといっていいだろう。それに大柄なボディからは想像できないほど、ステアリング操作に対してのレスポンスも良好。こういったスポーティな味付けは「さすがホンダ車!」といったところ。走りに関してステップワゴンは“良い意味でミニバンらしくない”というのが個人的な感想だ。
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