投稿タイトル:「期待通り!本物の車!」 |
アブソルート大阪さん 40代
(大阪府在住) |
<2006年4月9日の投稿> |
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オデッセイのスタイリングの良さは万人が認めるところでしょう。単にラインがスムースで整っているとか、著名な車に似ているとかというレベルの低い話ではありません。
オデッセイの本当の凄さは、走行性能や空力特性といった車本来の性能と混然一体となった機能美だということです。
広く伸びやかでワイド感があり、グラマラスな曲線の構成。テールのワイド感も素晴らしいですが、私が一番だと思うのは存在感のあるフェイスです。
「悪そうな顔」と言う人もいるようですが、私は「只者ではないことを感じさせる顔」と評します。似たような顔つきが多い国産車のなかで、これほど「似た車がない」と思わせる強烈な存在感は、さすがだと思います。 |
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オデッセイに初めて試乗したとき、ドライバーズシートに座った印象は「違和感がないな」というものでした。
そっけのない無機質なインテリアはもちろん論外ですが、インテリアで重要なファクターは自然に馴染めるということだと私は考えます。常用するコントロールは近く大きく配置して視認性を高める、という基本ができています。欧州車のような曲線を多用しながらも水平のライン構成がきちんと見える整然としたドアトリムやダッシュまわりのデザインも秀作だと思います。
ステアリングホイールのHondaロゴが目の前で大きくアピールしていますね(笑)。
デザインはさておき、なによりも家族に好評だったのが圧倒的な広さのリアシート空間です。4ドアセダンとは違い、大きくスライドかつリクライニングできるリアシートはパッセンジャーにとって素晴らしい贈り物となりました。
サードシートも十分に実用的で心強い造りです。ただドライビング性能を追求し続ける私としては、この走行性能の車に7人乗車できるという点について、未だに違和感がぬぐいきれません(笑)。 |
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タイヤ、ブレーキ、エンジンと慣らしを終え、本格的にドライビングを楽しめるようになってきました。Absoluteのi-VTECエンジンは素晴らしいの一言です。
低回転でのリニアで適切なトルク感のあるフィールは静かなクルージングを楽しめます。そこにハイパワーエンジン特有の扱いにくさはなく、佐藤琢磨さんのインプレッション通り「張りのあるフィール」が垣間見える点は、次のステージへのプレリュードだといえるかもしれません。
安全と法定速度を確認したうえでアクセルを踏み込んでみます。i-VTECは瞬時に跳ね上がる回転数とともに、重量級ともいえるオデッセイを猛然と加速させます。決して暴力的ではなく実体を伴った加速感とでもいうのでしょうか、あくまでもリニアにパワーが伸び上がってるようなフィーリングです。気が付くと私は心地よいHondaサウンドの中で「買ってよかった」という満足感で一杯でした。
オデッセイご自慢の四輪ダブルウィッシュボーンも私の期待を裏切りません。リニアで適切なギアレシオのギアボックスと相まってスポーティーで信頼のできる接地性を発揮してくれます。
標準装着のタイヤは空気圧値にかなりシビアなようなので、私はメーカー推奨値にきちんと調整するようにしています。ハーシュネス(突き上げ)が気になる方は、一度正確なエアゲージで、きちんと測定されると良いと思います。
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