去年の今頃、新型アブソルートに乗っているのは殆ど自分だけで、優越感に浸っていました。本当はキビキビ走る小型スポーツカーが大好きなのですが、たった1台で家族6人の要求をほぼ満足させてくれるアブソルートは、納車後1年経った今でも最良の選択であったと自負しています。ドレスアップを考え色々調べましたが、低くて精悍なエクステリアには結局今の所何も手を加えないことにしました。
高回転までストレスなくスムースに回るエンジンと、アクセルにリニアに追従するパワー感は、40過ぎの大人(おやじ)の心をくすぐるのに十分です。
3Lエンジンを望む声も聞かれますが、アブソルートにはハイチューンの2.4Lエンジンの方がスポーティでピッタリだと思います。
ATは非常にスムースで、シーケンシャルモードでのシフトチェンジの際の応答性も文句無しです。
コーナリング姿勢は、大きく重いFF車ためか、下りコーナーで前輪外側に沈む感覚がありますが、通常はロールが少なく安定しており、足回りが固められているのを実感します。
しかし路面の段差はしっかり吸収するので乗り心地が良く、その時のボディのキシミも皆無で、サスペンションのセッティングとボディ剛性が絶妙な重厚感を生んでいます。
特にS字コーナーでは、ステアリングの応答と、切り返しの際のサスペンションのバネ応答が非常にバランス良く、最も好きなシチュエーションです。
アブソルート専用の赤い文字が浮かび上がるコックピットは、本革をあしらった上質でホールド感の良いシートに腰を下ろした瞬間、「よし運転するぞ!」という思いにさせてくれ、素直にかっこいいデザインです。
個人的に立派なAピラーのため、右コーナーや、右折時の横断歩道の確認に注意が必要ですが、高速道路も峠も理屈抜きで運転が楽しめ、アブソルートは正に大人のスポーツワゴンです。
車高が旧型よりも相当低くなりましたが、室内は本当に十分広く、これでアブソルートでも明るい内装色が選べたらもっと開放感が得られるでしょう。
燃費は、市街地で、ディスプレイの平均燃費表示では9.4km/L、満タン法ではそれより-1.0km/Lです。前に乗っていたRA3型2.3VTECオデッセイに比べ1.0km/L良い値です。
まだまだ書き足りませんが、アブソルートへの満足感が伝わりましたか?家族のための運転者に徹しつつ、時にはソロで運転を楽しみたい(安全第一に!)と思います。
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