投稿タイトル:「16年目で惚れなおし」 |
double-Sさん 20代
(東京都在住) |
<2005年11月27日の投稿> |
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妙なデザインコンシャスのない、きりっとしたしょうゆ顔は例えて言うなら、柴犬のような凛々しさと誠実さを兼ね備えている。全体的に直線を基調としたアールデコのようであり、見切り(視界)もよろしい。
細部にクロームメッキを多用したそのボディは、上品なダークカラーがよく似合う。 |
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どんなに精巧に作られた木目調プリントでも、この天童木工製の本木目パネルがもつ深みと艶やかさに比べると、稚拙に見えてしまう。
バックスキンのようなエクセーヌシートは、冷たさも暑苦しさもない、しっとりとしたぬくもりで、わが身を包んでくれる。 |
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2805mmのロングホイールベースは、あらゆる起伏や段差を大航海するクルーザーのように、鷹揚に超えてゆく。
快音を奏でる直列5気筒エンジンは時折、航空機のような高周波音をかすかに出すことがある。運転するというよりも操縦する感覚である。
総じて、絶対的なスピードやパワーを追い求めるよりも、心地よい走りを体感させる通好みの車といえる。 |
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