涙ぐみ、ティアドロップは続く |
パシパパさん 40代 (神奈川県在住)
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<2005年11月13日の投稿> |
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ルーフからリアエンドへと滑らかに下り、スパッと切り落としたシルエット。2輪に夢中で、車に興味なかった頃もこのシルエットだけは別でした。そして、知り合いのBALLADE
SPORTS CR-X Siを運転させてもらった瞬間、「CR-Xしかない」病を患ったのです。
サイバースポーツへの進化後となっていた89年の冬にEF7を購入。VTECではなくても鋭く力強いZCエンジンはとても面白く、小柄なボディとあいまって楽しいドライビングができました。シルエットも先代より更に滑らかになり、まさに「ティアドロップ」。
そして時を重ね97年の冬。ふと「VTECに乗ってみたい」との想いが湧き、EF8へスイッチする事に。既に新車は無く中古になりましたが、程度良好での出会いとなりました。VTEC。「これは気持ちイィー」の一言。カムが切り替わる際に若干タイムラグがありましたが、オイルの粘度をあれこれ試してみたり、バッテリ−周りの変更を施したりしている内に、滑らかフィールの二段ロケットとなりました。
そして2005年。車検の今年、妻との間で、買い替え話しが浮上してきたのです。CR-Xは実質ツーシーターであり、後席に人を乗せるのが困難な事。税金も上がり、ハイオクで、燃料代も高騰と「家計に優しくない」との御判断。16年目。長く乗ろうと努力はしてきたものの、この先、維持費もかさむし、「Fitにでも買い替えよう」かと。
そしてオートテラスへ。「Fit」は程度、グレード共に希望を満たす車が見つかり、CR-Xを手放す段取りとFitの契約を進めている最中、担当の営業マンがちょっと席をはずしたその時、急に、熱いものが込みあげ、涙が出そうになったのです。「手放すのか」「手放したくないな」そして隣に座る妻の顔を見て、「車検通しちゃだめかな」と。私がCR-Xを大好きなのは妻も承知の上で、家計の為「手放す」結論を出していたのですが、私の表情を見て妻も切なくなったのか「じゃあ後2年ね」とのお言葉。車の事で涙が出そうになるとは自分でも驚きでしたが、ともあれ後2年乗ることがOKとなりました。
Fitはといいますと、妻が乗るD社の軽が古くなっていた事もあり、そちらと入れ替えで購入してしまいました。普通車が2台、厳しさは増したけど。CR-Xは、いずれ軽自動車へとチェンジする事になると思います。それでも、オーバーホール、ボディ補強、オールペンと思いを馳せながら、この2年を大切にしたいなと思ってます。 |
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