CIVIC
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シビックのユーザーズボイスへ  
『開発者ボイス』
高橋 慎一(たかはし しんいち)
(株)本田技術研究所 主任研究員
今回シビック/シビックハイブリッドのLPL(ラージ・プロジェクト・リーダー)を
務める。
<2005年9月22日の投稿>
「開発にあたって」
シビックはこれまで30年以上にわたり、走り、経済性、環境性能、パッケージングなどを追及し、常に時代を先駆けた新しいクルマの流れを形作ってきました。
Newシビックの開発にあたり、これまでのシビックが培ってきた、俊敏な走り、優れた経済性や環境性能、高効率なパッケージングがバランスされた運転の楽しさや使いやすさといった、クルマとしての基本的な資質を、次の時代を先駆けるレベルにまで引き上げることを前提としました。そのうえで、乗る人それぞれが「見て、触って、走ってワクワク」するようなクルマを創るため、クルマづくりを一から見つめ直しました。
今回はデザインも、大きさも、エンジンもひとつ上のミドルクラスに移行させました。
セダンのお客様が求める実用性といった合理的な価値はきっちりと残し、満足していただけるクルマに仕上げることが、Newシビックの開発の中で一番大きなテーマでした。
Hondaの先進技術を結集し、合理性、使い勝手、経済性、環境性能などを突き詰めると同時に、情緒的、知的、体感的に得られる歓びといった感情に訴える要素にも徹底的にこだわり抜くことで、爽快さ、上質さ、ゆとり、美しさも兼ね備える車に仕上がりました。
これまでのシビックの「バランスの良い大衆車」の殻を破って「所有する喜び・満足感」を兼ね備えた新生シビックを創り上げることができたと確信しています。
USER'S VOICE
「車の一押し部分」
今回は、まず皆様に購入検討していただける車となるようにエクステリアデザインに最も意思をいれました。
人と人との出会いでも、最初から「この人、すごく性格良いから」と思うより、まず、「かっこいい」とか「かわいい」と思ってつき合いはじめ、性格が良いことがわかって「この人はすばらしい」となることが多いのではないでしょうか。
車も、人と人との出会いと同様で、ほとんどの人はまずデザインに惹かれて初めて購入を検討されます。その後インテリアを確認し、シートに座って、試乗して「これはすばらしいクルマだ」となれば購入していただけます。

Newシビックでは、フロントのピラーを大きく前進させたモノフォルム骨格で、全車3ナンバー化した幅広ボディにより流れるような先進的なスタイルを表現した上に、フロントのタイヤとホイールアーチの隙間を世界で最も小さくし、力強さと美しさを融合させたワイドアンドローのプロポーションを実現しました。

また、メーターを見る際に走行視界からの視点移動を少なくした、マルチプレックスメーターは、先進的な雰囲気はもちろん、視認性を向上し、運転のしやすさにも貢献します。

USER'S VOICE
「車のコンセプト」
「見て、触って、走って、ワクワクするクルマ」を目指しました。それは、

見て・・・力強さと美しさを融合させた先進スタイル
触って・・・運転する楽しさとゆとりの広さ・使い勝手を追及した空間設計
走って・・・走りの歓びと環境への配慮を徹底追及した高知能パワートレイン

それぞれが生み出すワクワクです。
若々しい感性を持った大人をときめかせる、粋で先進セダンに仕上がったと自負しています。皆様、是非体験してみてください。
そして、皆様の色々なご感想をお聞かせ下さい。ご投稿お待ちしております。
USER'S VOICE
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