DOHC-VTEC200馬力、MT、そしてツインマフラーに心引かれて、発売間もないSiR-Tと付き合いを始めました。
程なく、硬いサスセッティングや、繊細なアクセルワークを乗り手に求める動力性能等、アコード=乗り易いという一般概念とは一線を画した、相当のじゃじゃ馬娘という性格を知り、互いの仲を深めるのに少々時間を要しました。
しかし、手間の掛かる娘ほど情も深まるもので、以来6年、共にあちこちと走って対話を重ねる毎に、この車のみが持つ本当の性格や本心、魅力も分かり、今振り返ると楽しい思い出ばかりが残っています。特に、俊敏な運動能力とMT車独特のダイレクト感は誇らしく、私の自慢でした。
今月末、私の元を巣立つこととなり、最後の思い出作りに、紅葉深まる八幡平を疾走した際の写真(背景は松尾鉱山跡です)を添えました。送り出す日を間近に控え、じゃじゃ馬娘の今後に幸多かれと祈る今日この頃です。Hondaさん、愛しき娘をありがとう!
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