アコードワゴンが我家にやってきて半年になります。その魅力にはまるにつれ、ぜひこの夏は千葉の自宅から福井の家内の実家までをアコードワゴンで旅したいと思うようになりました。アコードワゴンの欧州での名前は”アコードツアラー”。そのしなやかな走りを長い旅路で楽しんでみたくなったのです。
調べてみると片道600km。地図をめくる頁数でその距離を実感しました。書道講師の家内は招かれて海外へ、小学生の娘は先に帰省していたので、久しぶりの一人旅となりました。
当日朝、洗車を終えたバーモントグリーン・パールの愛車は、真夏の日射しにキラキラ輝いて応えました。8時半、燃料を満タンにしていざ出発です。渋滞気味の東京外環自動車道を抜け関越自動車道に入ると、車の流れもスムーズになりました。
上信越自動車道からは、山々の威容と美しい森林を縫うように走りました。大好きなボサノバのリズムが、きらめく夏の太陽と青空に舞っています。アコードの強心臓とハンドリングは軽快に山岳地帯のカーブや対面通行のトンネルをトレースしていきます。休憩したパーキングエリアでは蝉時雨にしばし聞き入りました。
北陸自動車道に入ると有名な親不知子不知にさしかかりました。昔の難所も今では長いトンネルに変わっていました。やがて景色は遠く広がる水田風景となりました。
小松空港を過ぎ松林の向こうに夕日にきらきら輝く日本海が見えてくるともう一息です。家内の実家に着いたのは、夕方6時近くでした。日本の夏、風景の変化を満喫しながらの快適な旅でした。
9時間にわたるドライブを終え感心したのは、以下の2点です。
まずはシートの座り心地がよく、全く腰が痛くならなかったことです。疲れが少なかったのはトレースしやすいハンドリングのお陰もあるかと思います。
もう1点は燃費の良さ。燃料計はまだ1/3弱の残量を示していました。行きは走行距離599km、消費44L、燃費13.6km/L、帰りはさらに伸び14.4km/Lでした。環境に優しい3つ星エンジンは懐にも優しく、また無給油での航続距離も極めて長いことがわかりました。まさに”ツアラー”の名前にふさわしい性能です。
翌日は義父や義弟を乗せてゴルフにも活躍、高い質感と広い車内は皆にも好評でした。
帰路は台風に追いかけられながらも、たくさんのお土産と思い出を積んで、娘とともに無事帰着しました。
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