アコードツアラー

ステーションワゴン・リバイバル

zeketype32さん (40代/福岡県)
24TL
2009年3月14日の投稿

1981年から初代シビック、2代目プレリュード、3代目アコード、初代アスコット、初代CR-V、そして直前は他社のワゴンに乗ってました。
インスパイアを試乗した際に、日本では販売予定がないと聞いていたアコードツアラーが販売されること知り、発表を待っていました。
実際に発表され試乗してみると、最も印象的だったのは剛性感と足回りです。3代目アコードで初採用した4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションに比べ、今や熟成の域に達しています。
エンジンはロングストローク型ですがよく回ります。車重1.5トンに2.4リットルでは力不足ではと懸念していましたが、全回転域で十分なトルク感ありです。内装・装備も合格点でした。
そして24TLを注文し、1月31日に納車されました。
色はコバルトブルー・パール、オプションはHDDナビです。
試乗車の色はクリスタルブラック・パールで締まって見えましたが、コバルトブルー・パールだと面の張りがより強調され、立体感が増します。カタログや色見本より実車ではやや紫がかった感じになります。
内装は華美なところはなく、高級というより上質という表現が合います。
肝心の走りですが、長年親しんだHondaエンジンの軽やかな反応と音は健在です。タイヤは試乗車が扁平率45であったのに対し、実車は扁平率50のため試乗時よりソフトですが、サスペンションとはこちらの方が合っている感じがします。
やや堅めの乗りごこちですが、地面をしなやかにとらえます。やはりボディーの剛性感もしっかりしており、ミシリともいいません。
総括すると、新機軸やギミックを使わずに既存技術を磨き上げた上質車であるいえます。
80年代、Hondaはワイド&ロー、ショートホイールベースによるスポーティー路線を志向していました。この車がボディーのワイド化に合わせて、いたずらにホイールベースを伸ばしていないのは昔への回帰のように思えます。
アコードツアラーを真剣に検討中の方々、カタログデータや価格表にとらわれず、実際に運転して自分で価値を判断されることをお勧めします。

アコードツアラー