アコードユーロR

シフトダウンの妙

red houseさん (60代/三重県)

2014年1月20日の投稿

大寒を目前にして深々と冷え込む毎日だが、アコードの熱いハートが伝わってくるため、深夜でもハンドルを握るとこの年になってもヒーターが必要ないくらい全身に熱き血潮が漲るような感覚が蘇り、つい夢中になってミッドナイトドライブを楽しむために大回りして帰宅してしまうのである。この時には車内にBGMも流れず、寒いのを承知で窓も少し開けて、アコードの排気音だけを楽しみながら自分の世界に浸ることができるのだ。アコードの奏でる心地よい4気筒の鼓動と切れ味のよいサウンドが、まさしくアコードワールドへと私を導いてくれるのである。特にシフトダウンを続けながらエンジンブレーキがかかる際の排気音がほかの車種にはない独自性があり、私は加速するときよりも減速するときに魅力を感じている。減速時に個性が光り、完成度高く、到達し得た熟成を味わえるアコードである。

アコードユーロR
アコードユーロR