アコードに耳順う
- 達ちゃんさん (60代/三重県)
2012年10月15日の投稿
六十にして耳順うという故事もあるが、私自身この年になって愛車アコードに教えられ従うことが日常多々ある。若い頃とは違って、運転に関してゆとりができて周りが見えるようになったし、無理な操作や無茶な運転は控えて、安全運転を心掛けているものの、時として長距離で休憩を取らなかったり、ワインディングロードでは知らず知らず直線よりも早くなっていたりするが、気づけば愛車アコードに諭されるように冷静沈着な運転に戻っているのだ。アコード自体が他を圧倒するほどの潜在能力を秘めているものの、それを誇示することもなく、ただひたすらドライバーの意思に従って次元の高い走りを提供し実現してくれることから、常にハンドルを握る者に責任ある的確な判断力と自制心、そして事故を絶対起こさないという意識とモラルに加えて先を見る洞察力が求められるのである。アコードにも意思があるかのようにいつもジェントルな走行を目指している私であるが、いまだに未熟でアコードのお気に入りにはまだなれないでいる。