台風一過
- samba pa tiさん (60代/三重県)
2012年10月1日の投稿
大型の台風が襲来し、最悪のコースで直撃を受けたことから、愛車アコードはガレージに入庫させてシャッターを閉め、完全防備の体制で備えていた。アコードは台風の通過をじっと耐えて、9月半ばの白川郷ツアーを思い出しながら車庫内でおとなしく待機していた。世界遺産に登録された合掌集落を散策しながら回ったことを考えていたアコードだが、2日間650qを無給油で軽く走ってくれたことに改めて感謝している。アコードの良さは持ち前のフットワークである。しかも距離も高度も気温も全く関係なく常にドライバーに快適な状態で運転させてくれる。そんな優しげなアコードを労わりながら、車庫内でしばし運転席に腰かけていた。夜になって台風はさらに速度を速め、若干予想よりも東側へそれたことから、我が家では大事には至らず、ほっと胸を撫で下ろして、ようやく深夜に雲が切れて現れた十五夜の月を見上げていた。被害を心配していた心優しいアコードも安心したようで、月明かりを受けてやっと眠りについたのである。