加速する感動
- 時代を抜きさるものさん (40代/大阪府)
- 20TL
2011年9月27日の投稿
5ヶ月が過ぎ7000kmを走行。
ならし運転も終わり、ようやく自分の手足になってきた気がしています。
このごろ、乗るほどにますますアコードWORLDの虜になってしまっている自分。
このクルマの魅力は一言で言うと「ムード」ではないでしょうか?
近頃失われかけていた、本来Hondaが得意としていた「ムード」をこのアコードは持っていると思います。
かつて、2代目プレリュードが持っていたような、スペックには現れない大人好みのムード。
それは、当時高校生だった私には理解の出来ないものでした。
インジェクション全盛になってもCVデュアルキャブにこだわった2代目プレリュード(1.8L)。
16バルブDOHCのSiが出たあとも、大人たちはXXの12バルブクロスフローエンジンを絶賛していました。
あれから数十年が経ち、自分が40歳を超えたいま、あのときの大人たちの気持ちがわかるような気がします。
このアコードに搭載される1カム4バルブもまた、どこかあのときのような大人のムードを感じます。
もちろん、さまざまな制約があって選ばれたパワーユニットではありますが、足回りが完全に勝っている、控えめなまでの心臓。
しかしワイドトレッドとあいまって、この偶然の産物が実にジェントルな「大人のムード」を持っています。
あのときの大人たちのように、私は今、このアコードの感動を味わっています。