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レーシングカーと同じ施設で開発!?N-WGNの空力開発とは?

レーシングカーと同じ施設で開発!?N-WGNの空力開発とは?

2019年夏にフルモデルチェンジした、Hondaの軽乗用車「N-WGN/N-WGN Custom(エヌワゴン/エヌワゴン カスタム)」。その開発に、レーシングカーの技術が応用されていることをご存知でしょうか?
具体的に、どの部分かと言えば「空力(くうりき)」。そして、Hondaのレーシングカーと同じ環境で開発された軽自動車は、新型N-WGNが初めてなのです!

そもそも「空力(くうりき)」ってなに?

CR-Vの空力イメージ

CR-Vの空力イメージ

クルマは走っているときに、空気による力を受けます。空気による力は、クルマが進む向きと反対に働く「抵抗」、クルマに対して垂直に働く「揚力(ようりょく)」、そして車の横から受ける「横力(よこりょく)」の3つです。

CR-Vの空力イメージ

これらの力を最適なバランスに保つために、空力の開発は行われています。
環境問題がクローズアップされている現代では、自動車は燃費を向上させることが大きな課題となっています。燃費向上のためには、エンジンなどの性能ももちろんですが、空力の性能を向上させることも非常に重要な役割を果たします。

例えば、向かい風、それも風速15mという強風の中を走るとすると、たいへんな力が必要です。実は、クルマが走っているときも同じような風の力を受けるのです。だからこそ、風の抵抗を減らしたり、風の力でクルマが浮き上がらないようにする、空力対策が必要になるのです。

新型N-WGNは、この課題に対処するため、ある施設で空力の開発を行いました!

レーシングカーと同じ施設で空力開発!

空力の開発には「風洞(ふうどう)」と呼ばれる、トンネル型の設備が使われます。クルマの前方から風を当てることで、クルマが走る状況に近づけて空力の試験ができます。新型N-WGNの風洞試験は、栃木県さくら市の「HRD Sakura」で行われました。この施設の風洞では、日本最高峰のレース「SUPER GT」のマシン開発が行われています。つまり、N-WGNはレーシングカーと同じ舞台で空力開発が進められてきたのです!

SUPER GTに参戦する「NSX-GT」

SUPER GTに参戦する「NSX-GT」

HRD Sakuraで使われている風洞は「ムービングベルト式」と呼ばれています。ベルトの上でクルマを走らせながら風洞試験を行うことで、より実際の走行に近い環境で風洞試験を行うことができるのです。

風洞試験

空気抵抗を減らせ!風洞試験から導かれたボディ形状

ルーフと床下の空力イメージ

ルーフと床下の空力イメージ

新型N-WGNは、まずルーフ(屋根)と床下部分の形状に着目。空力性能は車体後方に向かうにつれて、屋根を下げていくことで向上させることができます。しかし、その場合は車内スペースが狭くなってしまいます。そのため、N-WGNはHondaの「M・M思想」に基づき、車内スペースを小さくすることなく空力性能を向上させました。屋根の上の流れと床下の流れを見直し、空気抵抗の低減と揚力バランスの最適化によって安心感の高い走行性能を実現しました。

※「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に(マンマキシマム/メカミニマム)」というHondaが掲げるクルマづくりの基本思想。

N-WGNの空力こだわりポイント

こだわりのポイントは、ほかにもあります。その一つが、フロントバンパーです。デザイナーと一緒に風洞試験を繰り返しながらフロントバンパーの開発を行うことで、バンパー側面での空気抵抗を低減する形状を追及し、空力性能とデザインを両立させました。さらにAピラーでも空力部品を装備し、空気抵抗を低減しています。これらのこだわりやエンジンやタイヤなど、車体全体で走行抵抗を低減させ、結果、WLTCモード※燃費23.2km/Lを達成しました。

※ WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。

最先端の空力性能を、乗って実感しよう!

空力性能の向上は、燃費の向上だけでなく、高速走行時にクルマのふらつきを防ぐという効果もあります。つまり、快適な走りを実現するためにも、空力が役に立っているというわけです!

 

何気ないようなクルマの形も、Hondaがモータースポーツで培った技術が活かされています。最新のレーシングカーと同じ施設で試験を重ねたからこそ手に入れた空力性能を、皆さんもぜひ乗って体感してみてください!

Published on 2019.09.24

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