この夏の大収穫!
そして、
次のシーズンへ
向けての模様替え

ライター・写真/阪口 克

サ・ラ・ダFF500を導入したカメラマンの阪口さん。昨年までは、十分な大きさに成長せず形もよくない野菜に悩んでいたが、この夏は違った。春に植えた苗は、多くの実をつけ形のいい野菜が収穫できたそうだ。FF500の活躍が大きかったのだろう。さて次は秋冬野菜のシーズンが始まる。畑の模様替えの前にこれまでの様子を振り返ってみよう。

嬉しかった、
まっすぐな大根

半年前に新しい耕うん機サ・ラ・ダFF500を導入したのを機に、丹精込めて手入れをしてきた我が家の畑はこの夏、最初の収穫シーズンを迎えることができた。まず最初に採れ出したのはブロッコリーとサニーレタス。どちらも大きく育って食べ応え抜群だった。「まあでも、ここまでは去年も同じように採れてたのよね」妻の言う通り、梅雨前に収穫するこれらの野菜は毎年、なんだかんだでよくできていた。しかし、ここから先が今年は違った。「まずいちばんは大根よね!」家庭菜園で失敗の多い根菜類のひとつが大根だろう。我が家でも例年、収穫はできるものの股根や極端に短く変形したものが多くて難儀をしていた。「やさい畑」の記事をはじめ、さまざまな参考書を読むと硬い土の塊や石、肥料の層が原因と書いてある。今までの小さな耕うん機ではなかなか深くまで耕せずにいた。「でも今年は違ったね!」サ・ラ・ダFF500の性能をフルに発揮し、深く柔らかく耕し、高く畝立てをした。耕うん時には土中に残る石も多数撤去した。そのおかげで、それはそれは見事に太くてまっすぐな大根が収穫できたのだ。

長さ35センチ以上にまっすぐ育った青首大根。こんなに立派な大根が採れたのは、この畑では初めてのこと!番犬ウメもなんだか嬉しそう。

長さ35センチ以上にまっすぐ育った青首大根。
こんなに立派な大根が採れたのは、この畑では初めてのこと!
番犬ウメもなんだか嬉しそう。

ジャガイモも大成功

続いて梅雨に入ると管理作業が忙しくなったが、そこでもサ・ラ・ダFF500が大活躍。とくに例年は苦労しているジャガイモ畑の除草と土寄せが非常に楽にできた。「いつもだったら、途中で面倒になってやめてたもんね」畑が広い我が家では、ついついたくさんの種芋を植えてしまう。そして5月ごろから伸び出す雑草の刈り払いに追われ、広いジャガイモ畑の土寄せや追肥は、いつも後回しになっていた。しかし、今年はサ・ラ・ダFF500を導入したことで、畝間の草刈りと土寄せを一気に行うことができた。その甲斐あって、梅雨の晴れ間に決行した芋掘りでは、家族から歓声が上がるほどの量のジャガイモを掘り起こすことができた。

ジャガイモを収穫したあと畝をくずし、新たに耕し堆肥を漉き込む。畑に残る根などの残渣を撤去。畑からはまだ小石が出てくる。畑の土づくりは長い目で考えねば。
ジャガイモを収穫したあと畝をくずし、新たに耕し堆肥を漉き込む。畑に残る根などの残渣を撤去。畑からはまだ小石が出てくる。畑の土づくりは長い目で考えねば。

ジャガイモを収穫したあと畝をくずし、新たに耕し堆肥を漉き込む。
畑に残る根などの残渣を撤去。畑からはまだ小石が出てくる。
畑の土づくりは長い目で考えねば。

夏野菜をたっぷり収穫!

そして夏。ナスやトマト、きゅうりにトウモロコシなどお馴染みの夏野菜が元気に成長。どの野菜も例年を大きく上回る出来だった。「これも新しい耕うん機のおかげかな?」「うーん、そうなんじゃないかな?」もちろんそんなに野菜作りは単純なものではない。最初に深く耕うんして石を取り除き、堆肥を広く丁寧に混ぜ込めた。いつもは途中で断念していた畝間の雑草をしっかり削り取った効果が大きかったようだ。「今年は病気とか害虫がないもんね」畝と畝の間でメキメキと成長する雑草を早くから除草し続けた。その甲斐あって、畝間は通りやすく管理作業がはかどり、どの野菜の株元にも日当たりや風通しがよくなり、病害虫の発生が明らかに少なかった。「でも一番は、新しい耕うん機を買ったんだからって、自分たちも頑張ったのが大きいかな」そう言って笑うと、妻はサ・ラ・ダFF500のエンジンに火を入れた。これから我が家の畑は秋冬へ向けて大きく模様替えをしようと思う。まずは夏野菜の株を撤去し、全体の耕うん作業から。パワーのあるサ・ラ・ダFF500なら、畝に残る残渣も簡単に土中に漉き込むことが可能だ。さて気分一新。次は何を植えようか。畑が綺麗に整ったら、さっそく妻と二人で種苗店に足を運ぶとしよう。

培土器を使って新しく立てた畝には、少し早いが白菜の苗を植えてみた。冬のお鍋が楽しみだ!

培土器を使って新しく立てた畝には、少し早いが白菜の苗を植えてみた。冬のお鍋が楽しみだ!

除草用のスパイラル
ローターを使ってみた
管理作業(除草・中耕・土寄せ)前後のジャガイモ畑。びっしりと生えていた雑草は綺麗に取り除かれ、畝も再形成されている。
Before 管理作業(除草・中耕・土寄せ)前後のジャガイモ畑。びっしりと生えていた雑草は綺麗に取り除かれ、畝も再形成されている。
After 管理作業(除草・中耕・土寄せ)前後のジャガイモ畑。びっしりと生えていた雑草は綺麗に取り除かれ、畝も再形成されている。

オプションの除草用ローターを耕うん爪と交換するとローターの刃が根からカットし、
草の再生を遅らせることで草刈り作業の手間を減らすことができる。

手作業のつらさを軽減!
菜園作業で体にこたえるのが除草作業。
気が滅入る人も多いのでは。
耕うん機のありがたさを知る瞬間でもある。
管理作業(除草・中耕・土寄せ)前後のジャガイモ畑。びっしりと生えていた雑草は綺麗に取り除かれ、畝も再形成されている。
春夏シーズンを振り返って、
パワフルな耕うん機を導入して
良かったこと
  • 広い畑もしっかり耕うんできる広い畑を手作業で耕すのは大変な苦労がともなう。パワフルな耕うん機があれば、畑の隅々までしっかり耕うんすることができる。
  • 土中の石や固い土の塊を
    除去
    できる
    畑の土の中に、石や固い土の塊などがあると作物が生育不良の原因
  • 管理作業が簡単確実どんなによく耕して良い苗を植えても、その後の管理が不十分では意味がない。除草や中耕、土寄せに活用できる耕うん機があると頼もしい。
  • シーズンの変わり目の
    リセットにも活躍
    シーズンの変わり目に畑を一度きれいにリセットすると堆肥や肥料を土の中まで漉き込むことも容易で、次の作物が育てやすくなる。そんな時にパワフルな耕うん機が大活躍!
阪口さんの耕うん機
サ・ラ・ダFF500
2004年の発売以来、絶大な支持を受けるサ・ラ・ダFF500が昨春にモデルチェンジ。セル&オートチョークが採用され簡単に始動可能。新型の大排気量エンジンはパワフルで広い畑も楽に耕うんできる。
サ・ラ・ダFF500