• ホーム
  • こまめ40周年スペシャルコンテンツ

こまめ 愛され続けて40年。

愛され続けて40年。
「こまめ」は2020年で誕生40周年を迎えました。
「こまめ」に長年寄り添い、歩んできた方々の声とともに、
その軌跡を辿ります。
あなたにとって「こまめ」とは?私とこまめ
あなたにとって「こまめ」とは?
私とこまめ
「こまめ」をご愛用いただいている方や販売・開発してきた方など、
「こまめ」に関わってきた方々の声をお届けします。
※写真をクリックタップすると、各人のコメントをご覧いただけます。
※2019年11月から2020年2月に行った取材を基に構成されています。肩書きは取材当時のものとなります。
誕生から40年の軌跡

こまめヒストリー

多くの方々に愛され続けて、40年。
その歴史を当時の広告物とともに振り返ります。
家庭菜園を耕うん機で
もっと楽しくしたい。
小さな「こまめ」の
大きな挑戦。
1980
1980
新発売時のパンフレット
土を耕すには大型の機械が必要!?
常識を打ち破った小さな革命児。
畑で機械を使うのは男の仕事。そんな考えが当たり前の時代がありました。大変な土起こしをサポートしてくれるトラクターは、たくさんのレバーを使い分けて操る大きくてパワフルな機械。
しかし、トラクターで起こした大きな土の塊のままでは作物を植えられません。土を細かくするためにはどうしてもクワが欠かせない、それが畑の常識でした。
クワのように自在に使える手軽な耕うん機があれば、誰もが手軽にもっと野菜作りを楽しめるようになる。1980年、そんな想いを叶える耕うん機としてHondaは「こまめ F200」を開発しました。
1981年発売。写真左から、水田用こまめF200N、ハウス用こまめF200M、茶園用こまめF200P
1982年のポスター
わずか2年7ヵ月で10万台*
女性の支持が人気の理由。
誰もが使いやすい耕うん機を目指して開発された「こまめ」。エンジンから耕うん爪までを“タテ型”に配置したその斬新な設計によって、当時の耕うん機の中では圧倒的なコンパクトさを実現しました。
初めに「こまめ」の良さに気が付いたのはHonda耕うん機を取り扱うお店の女性スタッフ。これまでの耕うん機とは違い「私たちでも使えそう」と思わせるものでした。
そうした女性スタッフの実演によって、これまで機械を使ったことなどなかった女性たちから「へそくりでも買える耕うん機」として受け入れられていきました。
農家の畑仕事だけでなく家庭菜園にも「こまめ」の人気は広がっていき、あっという間に10万台を超える販売を記録する大ヒット商品となりました。
*Honda調べ
1984年発売。写真左から、セル付きこまめF210、果樹園用こまめF210、ロータリーこまめ(I型)F210R1
1984年のポスター。
作業目的別にそれぞれ作成された
使い勝手にこだわって改良。
本格的な畑作業に応える。
多くのお客様の畑で使われるようになった「こまめ」。
さまざまな用途で使われる中で、いろいろなご意見や要望がHondaには届いていました。そんなお客様の声に応えるため、より使いやすい耕うん機を目指して搭載エンジンや耕うん爪を変更するモデルチェンジが行われ、1984年に「こまめ F210」が登場しました。
また、通常の耕うん作業以外の用途に応える派生タイプも登場しました。水田用、ハウス用、茶園用、果樹園用など様々なシーンで活躍し、「こまめ」人気はますます高まっていきました。
※水田用、ハウス用、茶園用、果樹園用の耕うん機は現在取り扱いしておりません。
1989年発売。カラーリングを一新し、ベースカラーを白に。
写真左から、標準こまめF210K、果樹園用こまめF210Q、茶園用こまめF210P
2001
2001
2001年のポスター
20年振りの全面改良。
エンジン小型化の大英断。
小さな耕うん機といえば「Hondaのこまめ」と呼ばれ、耕うん機の代名詞となった「こまめ」。全世界の販売台数は50万台*を超えるまで広く浸透していました。
販売開始から20年、さらなる「こまめ」の進化を目指して、Hondaはエンジンの排気量を小さくする大胆なモデルチェンジを行いました。
2001年に発売された「こまめ F220」のエンジン排気量は57cc。従来モデルのF200/F210が搭載する100ccエンジンに比べて大幅にダウンサイジング。一般的にエンジン排気量を小さくすると、エンジンがコンパクトになり燃費も良くなりますがパワフルさが失われてしまいます。
しかし、新たに開発された「こまめ」専用エンジンと新設計の耕うん爪によって、「こまめ」が持つ力強さを失うことなく、燃費を30%*も向上させることに成功したのです。
*Honda調べ
2016
2016
2016年のパンフレット
変わらないコンセプトと
愛され続けるために変えること。
操作が簡単、コンパクトなのにパワフル。
“変わらない良さ”それこそが「こまめ」が長く支持され続ける理由です。
一方、1980年の発売当時と比べると「こまめ」の利用者は趣味で楽しむ家庭菜園ユーザーが増え続けています。そうした変化を受け、これから先も長く愛され続ける「こまめ」であるため、2016年に基本性能はそのままにデザインを一新。
同時に耕うん爪を固定するピンの形状を変更し、爪の取扱性が向上。爪の付け外しが簡単になると、土起こしだけではなく、生育中の野菜の管理にも積極的に耕うん機が使えるようになります。
ピンのような小さく派手さのない部品も、お客様の使い勝手を考えて改良を行うことで、単なる道具ではなく、畑での相棒と思えるような、使っていて愛着の持てる耕うん機に生まれ変わりました。
2020
2020
小さな畑の相棒は、
愛され続けるベストセラー。
家庭菜園ユーザーからもプロの農家からも“確かな耕うん機”として認められ、日本中の畑で活躍している「こまめ」。2020年、「こまめ」は発売から40年を迎えました。これまでに日本国内で「こまめ」を購入されたお客様は50万人を超えました。
今まで以上に愛される耕うん機“畑の相棒”を目指して。Hondaと「こまめ」の挑戦は続きます。