4.小さな力でエンジンをかけられるようにするために
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小さな力でエンジンをかけられるようにするために
コンパクトなACGスターターで、PCXのような125ccクラスのエンジンをかけられるようにするために、Hondaはエンジンにさまざまな工夫をほどこしています。
デコンプ
エンジンをかけるためには、シリンダーの中の混合気を「圧縮」しなくてはいけません。これにはとても大きな力が必要なので、排気バルブを少しの間開いて、「圧縮」に必要な力を減らすようにしています。
※デコンプ機構が作動するのはエンジン始動時のみで、エンジン運転中は作動しません。
スイングバック
エンジンをかける前に、少しだけ「逆回転」をさせています。これによってピストンが「助走」できるので、小さな力でもエンジンがかかりやすくなります。
5.バイクの環境性能に対する取り組み
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バイクの環境性能に対する取り組み
バイクは環境負荷の少ない乗り物ですが、Hondaはその環境性能をもっと高めていくためにさまざまな取り組みを行っています。
植物から生成されるアルコール燃料を使えるようにする
植物を原料とするアルコール燃料は、燃焼させても大気中のCO2を増加させないと考えられています。このアルコール燃料の利用が進んでいるブラジルに向けて、 ガソリンでも、アルコール燃料でも走ることのできる「ミックスフューエルインジェクションシステム」を開発しました。

ガソリンではなく電気で走るバイクをつくる
電動バイク「EV-neo」は、走行時にCO2を一切排出しない「クリーン」で「静か」な優れた環境性能をもっています。今後の電動バイクの普及に向けて商品化を行いました。

これらの取り組みに加えて、既存のガソリンエンジンにも改良を加え、より少ないガソリンで、より多くの仕事ができるようにすることをめざしています。
ガソリンエンジンの効率をさらに高める
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4ストローク化
燃費が良く、排気ガスもクリーンな4ストロークエンジンを、50ccクラスも含め全車に搭載しています。
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PGM-FI
より効率的にガソリンを使えるPGM-FIを、原付から大型バイクまでに採用しています
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低フリクション化
エンジンが動くときに生じる「摩擦」をできるだけ少なくする技術を開発しています。
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アイドリングストップシステム
停車中に出る排気ガスを0にします。
~ アイドリングストップシステム編 ~
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